昨日は、こんなメールが来た。



アナンちゃんの残りの人生を俺に掛けて欲しい。

アナンちゃんを、愛している。






(@ ̄Д ̄@;)NGギョヘッ(@ ̄Д ̄@;)NG



ズーーット、アナン一筋で会いに来てくれている客の1人。




不思議だ。




どうしてそんなに真っ直ぐになれるの?





風俗に浸かってしまう男の人は、純粋で恐ろしいほど真っ直ぐで、

夢見る男が多いように思う。

アナンのお客には、特に、ハマルという言葉がピッタリな人が多い。

アナンにとっては、有難いことで自分の成績にも収入にも繋がる。




日本の人口何億人といる中で、どんな形であろうと出会う縁って、とてもユニバーサルで神秘な出来事だなぁといつも感じる。



やっぱり、体を重ね仲良くなってとなると、情も湧いてきて気持ちが変わることもあるのかもしれない。

友達の中に、本当に恋愛に発展して、

業界を卒業したって子もいる。



それは、幸せな形の1つ。



でも、アナンは、やっぱり、出会った場所がこの世界だと、そんな風に恋愛対象としては見れない。



ひねくれているのかなぁ・・・。



感謝の気持ちや、人の温かさは忘れない。



だけど、

現実からは少し離れて楽しむ世界が風俗。

きっと、

出逢いも少なく、

日常に淋しさの多い人、

女に縁のないひと、

そういう世界でしか、バーチャルな自分で男っぷりを出せない人、

殆どだと思う。



そして、女の子もまた、

女を演じる。



普通に知り合って、お互いを知っていくのとはまた違うと思う。



アナンは、淋しいと感じることが多くなった。

心も体も満たされたいし、

堂々と恋愛もしたい。

友達とも連絡を取りたい。

何も、嘘で固めずに、仕事の話、恋の話をしたいと思う。



そういうささいな、どこにでもある日常をも、犠牲にして、この世界を選んだし、それについて落ち込むこともない。



だけど、

恋愛はしたくたも、

きっと、依存の強い恋愛になって自分がブレテしまいそうで怖い。



昨日の、

残りの人生を俺に託して欲しい

なんてメールできる客がある意味、羨ましい。

人にどんな出会いであろうとも、一生懸命に想えてそれを活力にできる所が。



この仕事は、世間に堂々と公表できる仕事では決してない。


全部を知って欲しくて、

全部を信じて、

全てを打ち明けたら、冷たく見る人も世の中にはいるということを、アナンはわかってる。


だからと言って、隠し通して恋愛したとしても、

それがまた苦しくなるときもくるんじゃないか・・・。



嘘も愛



アナンにはできない。

隠し通すこと。



だからといって、仕事をわかっている客と付き合うなんたこともアナンはできない。



複雑しょぼん



アナンは23歳で家家を出たの。

適当に知り合った男と暮らして男に面倒を見てもらい、お気楽に。

好きとかそんな気持ちもなかった。


彼のお金が切れた頃、


風俗の世界へ飛び込んだ。


お酒が飲めないアナンは、ホステスは無理だろうと思った。


だから、風俗に飛び込んだ。


大きな決意や、

不安もなく、

意外と間単に飛び込んだ。


アナン、23歳の真夏のコト。


あれから7年の月日が経過。



アナンは今年の10月で30歳オバケショック!

今も、まだ、その世界に住んでいる。


サロンから始まり、エステ・ヘルスを経てソープへくつ

キレイに段階を踏んで、風俗の王道と言われる泡の世界まで入り込んでしまった。(個人的には王道はSMだと思うんだけど)


勿論、そんなはずではなかったヨショック!


そして、7年間、アナンは親と連絡を取っていない。



普通なら、こんな生き方は間違っていると否定的になるのだろうけど、不思議とそんな気持ちはない。


親とは、今も変わらずに会いたくないし、会えない。



でも、間違ってる自分に間違ってないと言い聞かすかの様に、アナンは今の仕事を、一生懸命に頑張っている。


もっと違う何かに一生懸命になれること、あるはずなんじゃないの?と思っても、


風俗から抜けられない。

抜けたくない。


でも、疲れた。

淋しい。


目先の生活ができて、世間から外れている状態が心地いいと30目前にして成長しないアナンと、


辛いとき、誰かの体温で心落ち着くコトのない生活の中、人に夢や癒しを与えなくちゃいけないコトにストレスを感じてきているアナンが、


日々、交錯する。



本当は、凄くネガティブなのにポジティブを演じなくてはいけない。


お金には不自由しないけど、

その分、精神力が人1倍いるような気がする。


( ̄_ ̄ i)フゥあせる

なのに、なんでズットこの世界におるんやろ・・・。