現実を受け止める力 | ゆるーくはっぴー 認知症の母との日々

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子なし職なし50代の主婦パニ子の日常

ご訪問ありがとうございます

 

 

心が折れてから

 

一夜明け

 

 

 

 

 

午前中、前日に訪問した

グループホーム新館施設長Iさん

にお電話

 

そちらに入居できる日に合わせて

ケアハウスの退去日を調整

して頂ける事になりましたので、

小規模多機能の利用は必要ありません

 

Iさん

 

ではこちらで空きが出たら、

ご連絡します

 

 

 

 

そして

最後にこんなお話をしました

 

 

昨日、母の手をずっとさすって

下さってありがとうございました

 

 

 

小規模多機能の責任者さんからお話を

伺っている間、機嫌の悪い母の手を

Iさんが、ずっとさすって下さっていた

のです

 

そのお姿がとても印象に残っていて

 

 

 

 

 

その時の光景を思い浮かべたら

 

 

 

 

ジワ~

 

また 

 

 

 

 

まだ

いつ入居できるか分かりません

 

もしかして、何か月も待ち続けた挙句

他の施設を探す事になるかも・・・

 

 

 

ご縁があれば、いいなと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Iさんとの電話を切った後も握り

しめていたスマホ

 

 

涙も落ち着いたところで

 

何となく、画面にうつる

記事に目を落とすと

 

 

ふと目が留まったのが

 

 

 

 

かつて芸能活動をされていて、

引退後は祖父母、そして義両親の

介護を見事にやり抜いた方のお話

 

認知症の義父を手厚く在宅介護される

お姿をテレビで拝見した事もあり

ました


 

 

 

その方の介護に対するお言葉が

 

 

 

 

後悔しないように

と思っても

「介護に理想はない」

 

徐々に悪化する毎日を

受け止めながら毎日、

進んでいくしかない

 

 

 

 

 

冷静です
 

 

 

 

おそらく

 

 

 

 

これぞ、真髄

 

 

 

 

私なぞ、すぐに白旗を挙げてしまう

ような過酷な介護を、乗り越えてこそ

達しえた境地なのでしょう

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

私は無力感を覚えて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りからは

 

そんなの現実的に無理なのに、

何故分からないのかな・・・

 

そう思われているであろう中

 

 

 

理想ばかり思い求めて

 

 

 

母は、また歩けるようになる

 

 

アジサイの咲き誇る公園を一緒に

散歩したり、部屋で一緒に即興で

踊ったり

 

そんな思い出ばかり頭の中で頑なに

繰り返し蘇らせて、手放せない

 

 

 

私は致命的に

現実を受け止める力

欠けているのでしょう

 

 

 

 

 

だから苦しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨晩のの言葉が思い出されます

 

 

あーだこーだと堂々巡りの私に

 

 

割り切れ!

 

施設はそういうものだと、

割り切ればいい

 

 

そうできれば、どんなに楽か

 

 

でも

 

 

 

 

 

できない

 

 

 

 

 

そんな自分が、情けなく

 

困り果てています

 

 

自分で自分を苦しめている

ような気がします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は、一日雨でした

 

車の運転に不安のある私

 

ケアハウスへの訪問は控え

ました

 

 

行かなくてよかったのかも

 

 

 

この不安定な心が、母にも

伝染していたかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

思いがけずポッカリ空いた時間

 

途中だったビーズアクセサリーに

取り掛かりました

 

せっせと、同じ作業を繰り返すと

何だか心が落ち着いていくような

感覚があります