ロハンのブログ2(仮) -61ページ目

劇映画 孤独のグルメ

映画の感想の前に、デヴィッド・リンチ監督の訃報に触れずにはいられません。

ヘビースモーカーで有名でしたが、彼には絶対に必要な物だったんだろうし、

本人も「絶対に引退はしない」と明言していた通りに、生涯現役を貫き通したんだと

思います。本当に凄い人だと思います。畏敬の念を禁じ得ません。

迷宮のようでメビウスの輪のような、答えがあるようでないそんな不思議な映画だけど、

めちゃくちゃに面白い、そんな映画体験は後にも先にもリンチ作品が初めてで、

その脳みそがとろけそうな世界観に魅了されました。好きな映画監督を聞かれると

まず間違いなく頭に浮かぶ監督の一人であります。数々の名作をありがとう。

きっと天国でも映画を作るんでしょうね、ご冥福をお祈りいたします。

まだリンチ監督作品を観たことがない方には、まずは『マルホランド・ドライブ』

を観て欲しいかな。ハマる方はとことんハマると思います。




そして、今年一本目の劇場映画は『劇映画 孤独のグルメ』です。

コミック原作で、人気TVドラマの映画化です。原作は読んだことはないのですが、

TVの方はハマってほぼほぼ観ております。実際ある店舗を訪れて食事する、ただ

それだけで、ストーリーはオマケ程度なものなんですがそれがまたよし。

松重さんがほんとハマり役で、美味しそうに食べるけど決して下品になったり、不快

感を一切いだかせないのが凄いですよね。

映画版の方は松重さん直々に監督もつとめているようです。

映画でも実際ある店舗も使っていたり、食べ物もどれも本当に美味しそうです。

ストーリーはかなりおおざっぱな感じではありますが、このドラマにストーリー性を

求めてはいないので、これくらいでいいと思います。

変化球ではありましたが、今年1本目がこれでよかったと思います。

主題歌は松重さんと数十年来の親友でもある甲本ヒロトらクロマニヨンズなのも

個人的にポイント高しです。