病院に通わない文化を作る理学療法士
水谷 亮介(みずたに りょうすけ)です
痛みが出た時の対処法・身体を故障させない予防方法を
筋肉や解剖学などの視点からお伝えしています
パラリンピックがあっという間に終わりました。
始まる前はいろいろ言われていましたが
無事(?)開催され・終われたことは開催国の日本の一員として嬉しく思います。
パラ選手の皆さんは
身体の一部に障がいがありながらも
常人離れをした肉体を鍛錬からつくりあげ
感動のパフォーマンスをしてくれました
一朝一夕では作り上げることができない
その身体は見ていて
「凄い」の連続でした
腰痛・膝痛のある患者さんの対応を毎日のようにしていると
筋力不足で痛みを引き起こしている方が多くいるのを感じます
腰痛だとお尻の筋肉である
大殿筋
腰の後ろについている縁の下の力持ち的役割をしている
多裂筋
リハビリの時間内に筋力訓練をしたりしますが
ちょっとやそっとじゃ筋力なんてつかないんです
筋力訓練をスタートして
約1か月でなんとなく力が付いたような感じがしてきます
これは、神経の発達によって力が出しやすくなったものです
どの程度の運動にどれくらいの力を出せばいいのかを1か月かけて
末端の神経を通して脳が学習をしていきます
また神経単位の増加も起きてきます
1つの神経の束でどれくらいの筋線維を動かすことができるのかというものです
まとめると
筋力訓練を初めて1か月は
身体が運動に慣れてきてなんだか力が出しやすくなっただけなんです
さらに運動を継続していき
約3か月を過ぎたころから
ようやく筋肥大が起きてきます
筋力訓練をして1か月で神経の発達によって力が付いた気がしてくる
3か月以上継続すると筋肥大が起きてくる
言い換えると
運動を継続して1か月が経過し
何か力がついてきたと思って満足して
運動を辞めてしまうと
筋肥大が起きないどころか
運動をする前の状態に戻ってしまいます
1か月前の力が出ない状態に逆戻りです
折角、頑張った
1か月が無駄になってしまうんです
力がついて
痛みが落ち着いてきたと思って
運動を辞めてしまうと
また、痛みのでる生活に逆戻り
症状がなくなっても運動が続けることが大切なんです
続けていくべきです
むしろ
症状がない時こそ
運動をして
筋力upする良い機会ですね
「痛みが癖になる」
なんて言葉をよく耳にします
整体にいって
痛みが無くなったけど
数日建つと痛みが再燃してくる
この状態が数年続いていたり・・・・・
その痛みの原因はいろいろあります
組織が硬くなっている
炎症がくりかえり起こっている
痛みの出る動きを毎日している
沢山原因はありますが
見えにくい原因の一つに
筋力低下が潜んでいる事が多いです
このブログを読んが後に
外を散歩しに行くのも筋力低下を予防する
一つの対策ですね