僕は彼女と死別した訳じゃない。
彼女は今もこの世界のどこかで生きている…はず。
だけど音信不通で会ってもくれない。
それがこんなにも辛い事だとは。
(実を言うと過去には連絡手段があった。だけど既読スルーが続き、彼女がアカウントを閉鎖した今となってはその方法すらも絶たれた。
閉鎖直前に僕が送った自作の曲へのリンクに彼女が「いいね」のリアクションをしてくれた事が、辛うじて僕の生きる励みとなっている)
何処か(天高く?)から今の僕の有様を見てそれを憐れんでくれる人がもし居るならば教えて欲しい。僕の進むべき道を、せめてその方向性だけでも。
それは嘗て一度示されたものかもしれない、でも僕が背を向けてしまったもの。
今だって、やはり怖れや羞恥心から逃げたくなってしまうかもしれない。
混沌とした現代ではアンテナの感度が嫌でも鈍ってしまう。
「正直者が馬鹿を見る」そんな時代に、一体何を掴めるというのか。
Σigma
PS
烏滸がましいかもしれないがこの世の害毒から彼女を護りたい。その為には僕自身が強くあらねば。