保険適用外の治療
一部引用>
先日雑誌で二つの薬について取り上げられていた
水野貴史ら 臨床精神薬理21:387-400,2018
自分なりにまとめてみた
(分かりやすくするため 一部正確ではない)
アルコール依存症の人は
ドパミン神経系
セロトニン神経系
GABA神経系とグルタミン酸神経系
の異常が指摘されている
依存症は決して「気持ちの問題」ではないことを
強調しておきたい
これらの異常を軽減する効果を持った薬
1.アリピプラゾール(エビリファイ)
2.トピラマート(トピナ)
は依存症の治療に効果が期待できる
正直な感想
まじめに考えてみた
アルコールだけでなく、薬物でも同様ですが、これらの物質を摂取すると、私たちの脳内ではドパミンという快楽物質が分泌されます。
この快楽物質が脳内に放出されると、中枢神経が興奮し、それが快感・よろこびにつながります。この感覚を、脳が報酬(ごほうび)というふうに認識すると、その報酬(ごほうび)を求める回路が脳内にできあがります。
アルコールを例にしましたが、ギャンブル等で味わうスリルや興奮といった行動でも、同じように脳の中で報酬を求める回路が働いているのではないかと言われています。
ドパミン分泌が快楽という報酬にならねば誤った報酬系が改善するという理屈でドパミン遮断薬は効きそう
ただし、素面のときは逆にうつ的になっていることが多いから、遮断薬を服用し続けることは患者さんは苦しいように想像される
そこで、緩衝剤のアリピプラゾールなのかな?とも思う
引用した雑誌の処方量10-15mgというのはドパミンについてはちょうど良い緩衝量なのだと考える
少ないとドパミン系をいたずらに刺激するし、多いと遮断薬の色合いが強くなるからだ
さて、新薬のレキサルティだが、kyupin先生は「変に突き上げる感じがなく、うつ症状にも有効な印象」と書いていた
私は慎重派なので、保険適用ど真ん中の統合失調症患者さんにでさえ、3例しか処方していない
理屈上はアリピプラゾールを処方したくなる患者さんにはレキサルティはより良いと思うが、果たして…
少なし、アルコール症の患者さんにはアリピプラゾールもレキサルティも処方していない
過去記事>
メガビタミンはどうか?
保険適用外の薬に期待する前に、精神症状に対して幅広く良い効果が期待できるビタミンがある
アルコール症の場合、当然ビタミンB群欠乏は生じている
サプリメント使用に同意が得られるなら、B50とナイアシンが良いのではないかと思う
それぞれ1日3粒内服で、ウェルニッケとペラグラに対処できるだろう
さて、こてつ名誉院長のブログには積極治療としてナイアシンを勧めている
やはり3000mgといったメガ量だ
もちろん身体治療としてビタミンCやB50も登場する
参考>
ここで例の渇望→再飲酒の回路について考えてみると、恐らくはナイアシンが鍵となるんじゃないかな
これまでも一部の統合失調症や双極性障害の患者さんにナイアシンが有効という話はしてきた
過去記事>
仮にナイアシンがモノアミン代謝の正常化に一役買っているとしたら…
先のアリピプラゾールの緩衝作用と同様に、代謝の正常化によるモノアミン分泌の正常化がおこなえるとしたら…
副作用はほとんど心配いらないだろうし、試してみる価値はありそうだ
こんど、アルコール症患者さんにC1000とB50、ナイアシンのメガ量を提案してみようかな
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