心理カウンセリングを行うときには、突然本題に入るのではなく、クライエントさんが
抵抗なく答えやすい内容&健康や心の状態を知るために必要なことを、
はじめに、聞いてみることがあります。よく聞く質問のひとつが
食欲の有無、最近の食事内容についてです
(カウンセリングやアロマでたくさんの方にお会いしてきた経験からですが)
元気がでなかったり、疲労がたまっている人は、
食欲がなくて、ほとんど食べれていなかったり、
食生活が乱れていることが多いな~と感じています。
そして、食事内容を変えてみるだけで、心にも変化があるケースもあったのです。
当然のことですが、人の身体は、毎日撮っている食べ物で作られています。
細胞は毎日、入れ替わっていますが、その新しい細胞を作るのも食べ物です
質の高い、新鮮な細胞が多ければ、回復力の高い
疲れにくい身体になりますが、細胞が痛んでいると
疲れやすく、ケガもしやすくなってしまいます。
そういった意味でも、食べ物は疲れに強い身体を作っていくために、
必要不可欠な要素なのです。 ところで、疲労といっても
筋肉系からくる場合と、神経系からくる場合もあります。
疲労の種類に応じて、必要となる栄養素も変わってきます。
神経系、筋肉系の疲労のどちらにも有効なのが、ビタミンB1です。
ビタミンB1が不足してしまうと、疲労感を感じやすくなりますので、
疲れやすいな、という方は、ぜひ、ビタミンB1を含む食材をとるように
してみてください。豚肉や、ニンニク、ニラ、タマネギ、ネギなどに
多く含まれていて、硫化アリル系栄養素を含んでいる食材との組み合わせが
おすすめです。また、「疲れたな~。」「すぐに元気になりたい!」というときには、
栄養ドリンクでとるのも良いと思います
(クライエントさんの話ではニンニク注射も効くようです)
そして、疲労回復には、アミノ酸も重要です。
身近な食材としては、胡麻や大豆、きゅうりに含まれるアルギニン、
マグロの赤身に多く含まれる「BCAA」などに含まれています。
グリーンアスパラガスに多く含まれるアスパラギン酸は、
カリウムやマグネシウムの吸収を促進してくれる物質です。さっとゆでてから、
お召し上がりください。吸収効率が高まります。(アスパラガスを胡麻和えすると、
アスパラギン酸と胡麻のアルギニンを一度に撮ることが出来ます。
胡麻は、粒胡麻だと吸収されにくいので、食べる際は、すり胡麻をしてくださいね)
その他、クエン酸、ビタミンE、栄養ドリンクに含まれるタウリンも
疲労を和らげてくれる栄養素です。
食材では、クエン酸は、レモン、グレープフルーツ、オレンジなどにふくまれています。
クエン酸は、血液の流れを促進したり、乳酸の排出を促してくれますので、
筋肉疲労があるときには、クエン酸が多く含まれるフルーツが◎。
フルーツ以外ですと、梅干にも多く含まれています。
食欲がないときでも、梅干しを食べると消化吸収力が高まるので良いでしょう。
タウリンは、アサリやシジミ等の貝類に含まれています。肝機能を高め、消化や吸収作用を
促進させてくれる大切な栄養素。お味噌汁に入れると、味噌のアミノ酸とも合わさり、
効率よく摂ることができます。また、タウリンは、イカやタコにも多く含まれていますので、
イカやタコのマリネもおすすめです。
デスクワークで引き起こされる、疲労性の肩こりには、ビタミンB1。
それにビタミンEを補給すると、身体の血行も促進されますので、
相乗効果が期待できます。肩こりには、ストレッチやアロマの温湿布も効きます
むくみによる疲労は、血行促進をしてくれるビタミンEやアミノ酸を補給してみてください。
目の疲れがひどい時には、ビタミンAが欠乏していることが多いです。
不規則な生活や、暴飲暴食が続くと、疲労を感じることもあるかと思います。
休息しても疲れが取れないときには、肝臓が弱っている可能性があります。
そんなときには、貝類、イカ、タコなどをお食事のときに摂るようにしてみてください。
これらの食材に含まれるタウリンが肝機能の補助や回復に作用してくれます
体調を崩しがちな梅雨の季節だからこそ、
美味しく食べて、疲労を回復させる、食べるコンディショニング
ぜひ、実践してみませんか?