言語能力が記憶を邪魔する | しんりの手 :psych NOTe

言語能力が記憶を邪魔する

ある実験で、子供の方がはるかに記憶の成績がよかった。30枚の動物の写真を覚えるように指示され、子供は31%の正解率だったのに対し、大人は7%。その差は4倍だ。これは大人が写真を記憶する時に、写真を覚えるのではなく、写真を言葉に変換して覚えているからだと推測される。例えば猫の写真は猫として覚えて、どんな猫の写真だかは覚えない。それを証明するために第2の実験が続けて行われた。子供に記憶の誤ったやり方を教えてあげる:つまり、動物を分類して覚えるように教えた。すると予想通り、子供の記憶能力は大人並に落ちてしまった。うん、これは経験上から子供の方が記憶が良いのは知っていたけれど、そんな理由だったとは、驚いたよ。こういうのを見ると全ての子供に教育して良いのか疑問になるよ。言葉にしないで、物事を感性で処理していく人を育てたらどうなるんだろう。興味深いな。

CHILDREN CAN HAVE BETTER MEMORY THAN ADULTS
http://researchnews.osu.edu/archive/chldmem.htm

言語化することが絵を描く能力を邪魔する話(小枝さん)
http://blog.livedoor.jp/dogmania/tb.cgi/10367638
これは面白い。言語化することを訓練で止めることもできるんだ。小枝さんも広範の本を読んでるよな。トラックバックもありがとう。

右脳で描く話(小鳥 a little birdさん)
http://www.typepad.com/t/trackback/425685
こんなに変わるの?怖いくらいの変化。人ってそんなに急激に絵がうまくなるもんなの?関心を超えてもう不思議の域。

「脳の右側で描け」の展覧会(小鳥 a little birdさん)
http://coolsummer.typepad.com/kotori/2005/02/post_23.html

検索キーワード: 心理 心理学 記憶 認知 記憶 作業 短期 長期 成長 子供 categorization 言語