神がかり的運の悪さ~高速道路編~ | 吐露アンプリファー

神がかり的運の悪さ~高速道路編~

車運が悪いのにも程があるのではと思いたくなる出来事。



今日、卒業するために絶対に必要な一つのタスクがあった。


そのタスクを遂行するためには、京都エリアを幅広く移動する必要があった。


なので、バスを利用してちょこまかと移動するよりも車の方が絶対都合がいいということで、めずらしく学校まで車で行くことにした。


で、何が何でも遅刻してはいけないタスクだったので、余裕を持って早めに家を出た。


そして、さらに保険をかけるために普段めったに使わない高速道路を使うことにした。


家を出てガソリンを補給し高速に乗った。


ここまでは完璧だった。


が、


が、


んぐわぁ、


高速に乗って5分くらいしたときにある事実に気付いた。


ハンドルをニュートラルにして運転してると何故か車が右前方に進んだ。


まあ、そんなこともあるわなーと思いながら運転してた。


そして、煙草を吸うために窓を開けると、意味のわからない変な音が鳴っていた。


まあ、そんなこともあるわなーと思いながら運転してた。


いくら加速しても60キロくらいしか出なかった。


まあ、そんなこともあるわなーと思いながら運転してた。


んじゃ~、


次の瞬間、


車体が右に沈み始めた。


さすがにこれはないやろーと思いながら、それでも運転し続けてたら、


車体が右に沈んだまま上下に揺れ始めた。


色んな意味で終わりを感じた。


ハザードをたいて高速の路肩に止まって外に出てみた。(高速道路のパーキングエリア以外で車を止めたんは始めてやった。)


んじゃー、


パンクしてるやんッ!右のフロントタイヤッ!


パンクって~!


ないわ~!


ありえんッ!


どないやねんこれ!


何でよりによってこんな大事な日にやねん!


どんだけこの車と相性悪いねん俺!


・・・・・・・


と、


とりあえずひたすら色々嘆き悶えた。


自転車走行中のタイヤのパンクっていう現象は受け入れられても、車走行中のタイヤのパンクっていう現象は普通無いやろ~って思ってたから、かなりの運の悪さを感じた。


一瞬、もう絶対間にあわん!


一瞬、もう卒業の可能性終わった!


と思ったが、


できない理由を探すよりも、どのようにしたらできるかを考える人間になろうと最近決めたばかりなので、


諦めることはせずに速攻、保険会社に電話した。


結構長いカーブの終わり辺りに車を止めていたんで、後ろから突っ込まれる可能性が結構あった。ニュースでよくある高速で止まってる車に後ろからトラックが突っ込んで玉突き事故の先頭車両になるってのも想像した。


が、


もしここで突っ込まれるくらいなら自分はそれほどのちっぽけな人間なんや、ここで突っ込まれるくらいの運しか持ち合わせてないんやったら将来でかくなられへんという考えに変に納得した。


自分の性格として、瞬発的な窮地に立たされると、自分でも恐い程冷静になるっていう性格を持ち合わせてる。


ってことで、将棋の羽生名人が書いた「決断力」という本を車内で読みながらレスキューを待つことにした。


30分におよぶ長期戦のバクチに見事打ち勝ち、保険会社が手配したレスキューが着てくれた。


そして、スペアタイヤを付けてもらい何とかリカバリー。


そして、めちゃめちゃ時間をロスしたけど、かなり早めに家を出てたんでまだ間に合う時間だった。


が、


が、


んが、


よりによって、事故が二箇所で発生しており、かなりの渋滞に巻き込まれた。


下道に降りるべきか、このまま高速で行くべきかの人生を左右される大きな決断を迫られたけど、下道で行くと絶対に間に合わない時間だったんで、渋滞が早く解消してくれることに期待し高速続行というバクチにでた。


どっちにしろ無理があったんで、時間超厳守の今回のタスクにも限らず、大幅に遅れた。


が、


最後まで諦めんと行ってみようと思い、スペアタイアのサイズが合わずに若干右に傾いている車を走らせ続けて行った。


じゃー、奇跡的にまだ教授がいてくれた。


「あと5分遅かったらもう帰ろうと思ってた所だよ。そん時はもう君終わってたよ。」


と言われ、最後の最後で運の良さを発揮した。


神様はしゃれたことをしますよね☆



P.S


車の保険はソニー損保がめちゃめちゃいいですよ。


二ヶ月前にソニー損保に切り替えたばかりにも関わらず、すでに二回もお世話になっている身としては、ぶっちゃけた感想として、ソニー損保はすごくいい。