中学生の時の話である。ある日、仲良し3人組(俺、杉ちゃん、とし坊)で遊ぶことに。なぜかは忘れたが、はじめて、とし坊の家で遊ぶことになった時のことである。早めに杉ちゃんと待ち合わせをして、とし坊の家に向かった。しかし、このタイムラグが後に悲劇を生むのである。
僕らがとし坊の家についた時、とし坊は僕らのおやつやジュースを買出しにいってたらしく、外出中。で、おばさんが先に上がってまってればと気をきかせてくれた。遠慮なくお言葉に甘えさせていただき、とし坊の部屋で待つことに。
きれいな部屋だった。すると、とし坊の妹さんがジュースを持ってきてくれた。一つ違いの妹さんである。しかし、いっこうにとし坊が帰ってこない。
妙な沈黙に嫌気がさし、杉ちゃんに俺がこういった。
「ちょっと音楽聞こうよ」「机の上のWカセットを再生してみ!」
杉ちゃんはなんのためらいもなく、再生ボタンを押した。
「♪あまのはら~、ふりさけ~みれば、かねがなる~」
突然、百人一首が流れたきた。しかも、うたっているのはとし坊である。僕ら二人は大爆笑。妙に拳がまわっているのもほんと笑えてくる・・・。腹を抱えて笑った。
で、5首ほど続いたあと・・・急に音声が変ったのである。
「お兄ちゃんやめてよ(女風)。うるさいよ(男風)。ちょっとお兄ちゃん・・・(女風)。うるさいじっとしろ(男風)・・・・」
これがまたおかしい事に、とし坊が一人二役を演じてしゃべっているのである。内容は兄弟ケンカようなあやしい感じ。腹がよじれんばかりにと笑っていると・・・。そこにとし坊が帰ってきた。というより、そこに立っていた。
これはとし坊にとって、触れられてはいけないものだったらしく、Wカセットデッキを凄まじい勢いで放り投げた挙句、そのカセットデッキを蹴るは殴るは・・・。
そこからというもの、とし坊は全く口を利いてくれないようになりました。
しかも明るかったとし坊がほんと暗い子になってしまい・・・。
やっと成人式で、3人でそのときの事を笑えましたからね。
成人式二次会にて初めてそのネタは解禁されました。
僕らがとし坊の家についた時、とし坊は僕らのおやつやジュースを買出しにいってたらしく、外出中。で、おばさんが先に上がってまってればと気をきかせてくれた。遠慮なくお言葉に甘えさせていただき、とし坊の部屋で待つことに。
きれいな部屋だった。すると、とし坊の妹さんがジュースを持ってきてくれた。一つ違いの妹さんである。しかし、いっこうにとし坊が帰ってこない。
妙な沈黙に嫌気がさし、杉ちゃんに俺がこういった。
「ちょっと音楽聞こうよ」「机の上のWカセットを再生してみ!」
杉ちゃんはなんのためらいもなく、再生ボタンを押した。
「♪あまのはら~、ふりさけ~みれば、かねがなる~」
突然、百人一首が流れたきた。しかも、うたっているのはとし坊である。僕ら二人は大爆笑。妙に拳がまわっているのもほんと笑えてくる・・・。腹を抱えて笑った。
で、5首ほど続いたあと・・・急に音声が変ったのである。
「お兄ちゃんやめてよ(女風)。うるさいよ(男風)。ちょっとお兄ちゃん・・・(女風)。うるさいじっとしろ(男風)・・・・」
これがまたおかしい事に、とし坊が一人二役を演じてしゃべっているのである。内容は兄弟ケンカようなあやしい感じ。腹がよじれんばかりにと笑っていると・・・。そこにとし坊が帰ってきた。というより、そこに立っていた。
これはとし坊にとって、触れられてはいけないものだったらしく、Wカセットデッキを凄まじい勢いで放り投げた挙句、そのカセットデッキを蹴るは殴るは・・・。
そこからというもの、とし坊は全く口を利いてくれないようになりました。
しかも明るかったとし坊がほんと暗い子になってしまい・・・。
やっと成人式で、3人でそのときの事を笑えましたからね。
成人式二次会にて初めてそのネタは解禁されました。