"Wozard of Iz"再発 | サイケデリック漂流記

"Wozard of Iz"再発

The Wozard of Iz
Mort Garson
The Wozard of Iz

"The Zodiac: Cosmic Sounds"制作の中心人物で、今年1月に亡くなったMort Garsonのエレクトロサイケ怪作、"Wozard of Iz"(1970)がCD再発されます(6月17日発売予定)。"Zodiac"同様、「しゃべくりサイケ」の名(迷)作で、アシッド版「オズの魔法使い」("Wizard of Oz")といった趣きの、モンド感あふれるアルバムです。

中には"Big Sur"みたいな男女ボーカルによる絶品ソフトサイケチューン(下の動画)もあるんですが、ほとんどはMortによるサイケなシンセサイザー(のみ)の演奏に乗せて、DorothyやScared Crow, Baddy Witchといったキャラクタを演じる複数の男女の「しゃべくり」によって進行します。

詞(シナリオ)を書いているのは、これも"Zodiac"と同じくJaques Wilsonで、ドロシー役をつとめているのはLee HazlewoodのパートナーだったSuzi Jane Hokum(International Submarine Bandの"Safe at Home"のプロデュースで有名)。でも、以前はナンシー・シナトラだという説(噂)もあったそうな。