今日も線世界のお話です。というか、今月はこれだけをやるつもり。
本当は昨晩みっちり描きこむはずだったんだけど、バッチリ寝てしまった(笑) 困ったもんだ。
ただ、予想していた通り、線を増やせば増やすほど世界が説得力を増していくのは確認出来た。加えて、グラフィックメモリが増えても、ロード時間にそこまで影響は無いし、線だけの世界だから画質もそこまで悪く感じない。まだまだいけそうだね。
(まだまだ白いです。スクショで見ると手前側がショボいな~)
この世界の難しいところは、きっちり作ったオブジェクトが意外に使い回せない事だね。特定のアングルから見る事を前提に線を足しているから、他の場所に配置するとおかしなバランスになる。
加えて、グリッドを使ってオブジェクトを作る事の面倒くささ。情報量が中々増えないのは、これが原因だね。
もう一つ感じるのは、単なる線の重要性。ネットで検索した商店街の画像なんかを見ていると、正体不明の物体が多いのよ。
つまり、全ての線に意味を持たせる必要はない。ゴミ箱の横にテキトーな線を重ねれば、それがゴミやシミに見える。
(地味な作業が続く。これは排水溝の位置を調整しているところ)
もっと簡単に情報量を増やす方法として、色を大胆に乗せる方法がある。レンガの表現なんかはこれがベストだね。
ただ、これを使うと必然的にその部分がハイライトになってしまうから、バランス良く配置しないといけない。センスが試されるね。
(部分的にフレックの塊を配置。一気に白いスペースが埋まる)
(テキストウィンドウで波線を作る。まぁ、手描きでもいいんだけどね)
クローンを作っている時に、線がビョイーンと伸びる事態と出くわしたんだけど、これを演出に使えたら面白そう。空間に入った瞬間に伸びている線が一つになって、クッキリした世界が浮かび上がる。
ただ、これは重なっているクローンを変更した事で発生する、一種の仕様の"穴"だから、簡単には再現出来ない。もしやろうとしたら、グラフィックメモリが跳ね上がってしまう。
(背景の建物に注目。波のような形になっている。これを上手く使えたら面白そう)
他のドリーマーの作品もガンガン取り入れている。メモリを消費せずに動きをつけるために雨のエフェクトを足した事で、だいぶ印象が良くなったね。
そして、バイクと宇宙人。この2つのエレメントで世界の方向性がよりハッキリした。
バイクは元の状態でも相当完成度が高いんだけど、世界に馴染ませるために色を変えた。簡単に動かせるから、道路が賑やかになったね。
(神だわ。まぁ、現実世界にはありえないデザインなんだけど、映像の面白さを重視)
(スカルプチャーをなぞっているのかな? これで世界の説得力が増した)
宇宙人は…、単純に世界の中で不気味な存在感を放つのよ。アニメの中に実写が存在するような不思議な感じ。
これらの要素を総合すると…、『ブレードランナー』みたいな近未来方向にシフトするのが良さげかな? あの感じなら、商店街っぽい建物が残っていても違和感が無さそう。
まぁ、まだまだ路線変更はあるかもしれないけど、この調子で頑張れば、今月中にかなりの完成度にたどり着けるはず。
(気持ち悪くていい感じ。こいつをパーソナリティーにしてセリフを喋らせるつもり)