久しぶりの死闘シリーズです(笑)
とまぁ、(笑)なんてつけているけど、実際には全然笑えない1日でした。まさか「Dreams VR」でこんな辛い思いをするとは…
というのも、昨日から作り始めたThe White Stripesの『Seven Nation Army』のミュージックビデオの再現が超難航。昨日の時点では順調にいく予定だったのに、全然上手くいかない。
(サッカーの応援曲として有名かな? トリックアート的な映像)
上の動画を再生してもらえばわかる通り、白と黒のトライアングルがカメラに向かって近付いてきて、その中でメンバーが演奏をしている。
再現方法としてパッと思いついたのは、トライアングルのループを作って、その間にキャラクターを挟み込むというもの。俺だけじゃなく、大半の人はこの方法でいけると思うはず。
ところがですね…、それこそがまさにトリックなんですよ。まんまとハメられた。
(ループだけなら昨日の段階で出来ている。問題はその後にあった)
昨日作ったループは、キーフレームでサイズを変えながらカメラにトライアングルを近づけるという、映像から感じるそのままをギミックにした感じ。テストしてみると、実際の映像と同じように見える。
ただ、そこにキャラクターを挟もうとすると事態は一変。実は元ネタの映像は、2Dならではの視覚トリックなんですよ。
要はね、元の映像はそもそもZ軸に動いていないのよ。特定の座標を中心にトライアングルと人物が拡大しているだけ。鏡面の床がトリックの肝。
んで、それをこれまでの方法で再現しようとすると、キャラクターがカメラを覆い隠してしまって、次のトライアングルが見えなくなってしまう。冷静に考えてみると、そりゃそうだって感じなんだけど、実際に試すまでまったく気付かなかったね。
(3つのキーフレームを時間をズラして管理。このループでは元ネタの再現は不可能)
(カメラに接近する巨大化したドラムセット。それより先にトライアングルが見えないと駄目)
じゃあ、元ネタと同じように同一座標を中心に全てを拡大すればいいと思って試そうとするものの、これが鬼のように難しい作業。
「Dreams VR」は拡大縮小の比率を細かく指定出来ないから、再生スピードに差が出るし、なにより同一座標を中心とした拡大が出来ない。オブジェクトを掴んだポイントを中心にサイズが変わるのよ。
他にも、重なった位置にあるオブジェクトの管理が面倒くさかったり、キーフレームを割り当てたオブジェクトはクローンにもキーフレームが適用されたり、とにかく作業が進まない。
(思うような動きにならない。作っては壊しの繰り返しで頭が痛くなってきた)
色々試しているうちに、トライアングルに今以上の奥行きが必要だと気づいて、ストレッチやクローンを使ってみるものの、何故かグラフィックメモリの使用量が跳ね上がって画質が落ちるという新たな問題が発生。
諦めて一からトライアングルを作ると、今度は形がいびつになったり、くすみが修正出来ずに見た目が悪くなったり、とにかくやることなすこと全てが上手くいかない。
(スカルプチャーモードでくすみを最小にしないと、拡大した時に悲惨な事に)
(そもそも、2つの重なるトライアングルを作る事が難しい)
そんなこんなで、昨晩から12時間も作業をしていたけど、何一つ成果は得られず。ただ疲れただけの1日になってしまったね。
ただ、やり方次第では再現可能だと思うのよ。俺にその力が無いだけ。
ん~、ここで挫折するのは悔しいから、とりあえず後日再挑戦する予定。精神的に今日はもう無理ッス。頭がおかしくなりそう。
(書いてないけど、色んな事を試した。これはテキストボックスを使っているところ)