パレートの法則というのをご存じでしょうか?
全体の80%の成果が、全体の20%の要因によって生み出されるという傾向を示したものです。
例えば、20%の顧客が80%売上を稼ぎ出すとかです。
パレートの法則から派生したもので262の法則というのがあります。
いろいろなものに当てはまるのですが、元々は全体の従業員が「優秀な働きをする2割」「平均的な働きをする6割」「貢献度の低い2割」に分けられるとするものです。
これをマーケティングにも当てはめて「自分を支持する2割」「関心が薄い人2割」「アンチな人2割」とする考え方もあります。
企業経営をしていると、これは概ね合っているなという感じはします。(場合によって181になったり343になってりはしますが)
全ての人に気に入ってもらうということは不可能ということですね。
必ずアンチは出てくる。
この262の法則がSNSの普及で262の法則2.0になっていると最近感じています。
以前はアンチは無視するが模範的な行動だったのですが、SNSの普及によってアンチな人の2割の重要性が増してきました。
アンチはある意味で支持してくれる人以上に熱量が高いとも言えます。
SNSで気に入らないといろいろと批判的な発信をしてくれます。(中には建設的な意見もありますが、批判の為の批判が多いことも事実です)
アンチによる批判的な発信が多くなると、支持する人の結束が強まりますし、関心が薄い人が関心を持ってくれたりします。
これを最も顕著に利用しているのが政治の世界です。
米国のトランプ大統領はアンチが多いと思うのですが、アンチが批判的な発信をする事で支持者や関心が薄い人の支持を強めて
2度目の大統領になりました。
日本では高市政権が発足しましたが、高市さんも一部の左派のアンチが多い。
アンチが多いことを梃にして、自民党総裁にまで上り詰め、総理となった。
参政党だってそうでしょう。
この262の法則2.0は政治だけではなく、今後より顕著になるでしょう。
批判にへこたれない精神的な強さが必要になりますね。
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