以前に中国系不動産会社に詳しい知人から聞いた話。

 

中国では大規模不動産開発は、共同出資して合弁会社を作って、その法人で開発を行うケースが多い。

 

日本の会計基準の連結決算、持分法決算の決まりだと、合弁会社で上がる売上、利益は

 

・合弁会社の過半数の持分を持つなど支配権を持つ会社は、全部連結と言って、連結損益計算書で売上、利益をフルに取り込み、当期純利益の段階で「少数株主利益」を引いて自社の利益を確定させ、利益を取り込む

 

・支配権までは待っておらず、関連会社として持分法で取り込む会社は、売上などは取り込まず、利益の段階で合弁会社の利益を連結損益計算書の営業外利益で「持分法による投資収益」として利益を取り込む。

 

という会計処理を行います。

 

しかしながら知人は中国の不動産会社は2つの会社が合弁会社の売上利益を取り込んだり、売上、利益が水増しされているという話をしていました。

 

また本来合同会社の持分比率しか利益を取り込めないはずなのに、全部の利益を取り込んでしまっている会社もあると。

 

これが本当だとしたら、中国の不動産会社の財務諸表は大きく水増しされており、粉飾決算だということになります。

 

真偽を確かめたわけではなく、確かめる術もないので、信じる信じないは個々人のご判断にお任せしますが。

 

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