査察活動の結果
毎日jpが6月18日に掲出した「脱税:摘発290億円--09年度 」〔加藤隆寛〕は、全国の国税局が査察(強制調査)を実施し、21年度に刑事告発や課税処分をした脱税事件が210件(前年度比2件増)で、脱税額は290億円(同60億円減)だったことが国税庁のまとめで分かったと報じる。脱税額は2年連続の減少とか。このうち悪質だとして検察庁に告発したのは149件(同4件減)で、脱税額は255億円(同6億円増)となっており、税目別では、相続税が過去5年間で最多の6件(同2件増)で、前年度告発がなかった源泉所得税も5件に上ったとか。業種別では不動産業(15件)や建設業(9件)などが多く、都市部での地価高騰の影響とみられると記事は伝える。脱税手法では、タックスヘイブンに設立した会社に架空経費を計上していた関西地方の機械工具卸売会社や、税務署に虚偽の国外在留証明書を提出していた関東地方の個人事業者など、海外に関連したものが目立っており、脱税した金を海外で預金や有価証券として所持するケースも増えているとか。特異な隠匿例では、自宅の庭や親族の所有地に計7億5800万円分の金の延べ板などを埋めていたケースがあったとも。