岡山市が三セクの背任行為を摘出
朝日が5月31日に掲出した「岡山市三セク幹部、違法利益か 業務再委託で3千万円 」〔保田達哉〕は、岡山市が出資する第三セクター「岡山コンベンションセンター」(同市北区)の統括部長(50)が、自ら設立したペーパーカンパニーに業務を勝手に委託し、別の業者にほぼ半額で丸投げして差額を「中抜き」し、3千数百万円の利益を得ていたことが、市のつくった第三者調査委員会への取材でわかったと報じる。同センターは近く同部長を懲戒解雇し、刑事告訴を検討すると記事は伝える。調査委などによると、同センターは2000年7月、市と民間企業4社が共同出資して設立され、国際会議も可能な「岡山コンベンションセンター」やJR岡山駅西口パーキング(駐車場)などを管理運営しているが、統括部長は06年3月末に市を退職後、同センターに再就職し、同年8月に岡山市内に有限会社「アーバン・プロデュース」を設立しており、翌月、岡山駅西口パーキングの管理運営業務をアーバン社に年2200万円で委託する内容の契約書を、同センターの社印を使って勝手に作成し、実際には別の業者に半額程度で丸投げして、差額分を中抜きしていた疑いがあるとか。こうした手口で今年3月末までに得た利益は3千数百万円に上るとされるとの由。同部長は、調査委に対して「アーバン社の運転資金に使った」と説明しているが、アーバン社の登記上の所在地のビルに事務所はなく、調査委は経営実態のないペーパーカンパニーとみているとか。今年3月、市による同センターの定期調査で発覚したもので、朝日新聞の取材に対し、アーバン社の代表取締役だった地元の大手ホテル経営者(60)は「名義を貸しただけ」と回答しており、取締役だった同センターの元営業課長(40)も、調査委に同様の話をしているとか。