大阪市の歳出の2割は生活保護費 | 公会計の動向

大阪市の歳出の2割は生活保護費

 朝日が2月18日に掲出した「大阪市の法人市民税、30年ぶりに1000億円割れ 」は、大阪市が18日、1兆6905億円の22年度一般会計当初予算案を発表したと報じる。生活保護費の急増を受け、21年度当初予算より627億円(3.9%)増加しており、歳入では法人市民税が30年ぶりに1千億円を割り込んでいて、400億円超の収支不足を基金の取り崩しなどで補う内容とか。不足がこのまま続けば、1千億円余りの基金はあと3年で底をつくと記事は伝える。生活保護費は21年度比420億円増の2863億円(うち市負担716億円)で、過去最高を更新しており、全国市町村で最多となる受給者は14万人に達する勢いとか。受給者支援のケースワーカーが不足するため、6億9千万円で242人を臨時雇用し、不正受給や「貧困ビジネス」に対応するため警察OBら6人を嘱託職員に採用して、保護費の増加を抑えようとするが、それでも歳出全体の2割近くを占めるとか。市税収入は6091億円と2年連続減収で、21年度比319億円(5%)減で、中でも法人市民税は915億円で21年度の1238億円から26%減り、19年度に比べてほぼ半減するとのこと。市有地売却で21年度の約2倍の183億円を見込み、基金263億円を取り崩して収支不足分を穴埋めするとのこと。平松邦夫市長は過去最高となった生活保護費について「巨額の経費を計上しないといけないことに大きな矛盾を感じる。国に制度改革を求めていきたい」と語ったとか。