公共財のはずの街路灯が外部不経済を生じることもある
東京新聞が1月20日に掲出した「広島、街路灯の光で「コメ不作」 庄原市が農家に賠償 」〔共同〕は、広島県庄原市が設置した街路灯の光でコメが不作となったとして、市が農家5軒に計14万円の賠償金を支払ったと報じる。夜間も光が当たり、稲の生育バランスが崩れたとみられると記事は伝える。市建設課によると、被害があったのは庄原市西本町と新庄町の水田計約1300平方メートルで、地元住民の要請で20年8月~21年5月に設置した街路灯5基のうち 、水田付近の3基の光を浴びた稲は、夏ごろになっても実らなかったとか。21年8月、農家側の苦情を受け市が実態調査し、街路灯を消した後、穂はついたが収穫量が例年より大幅に減り、農協の買い取り価格などを参考に賠償額を決めたとのこと。市建設課は「賠償は異例だが、やむを得ない。水田を直接照らさないようカバーを付けるなど、工夫したい」としているとか。