国債管理で金利スワップを試行する予定 | 公会計の動向

国債管理で金利スワップを試行する予定

 6月29日付け日本経済新聞朝刊5面に「国債管理で金利スワップ、来年1月に開始――利払い負担急増を防ぐ」の記事。

 記事は、財務省が18年1月から国債管理政策の一環として、証券会社などとの間で「金利スワップ取引」を始めると報じる。あらかじめ決めた固定金利を将来にわたって支払うと同時に、市場金利に連動する変動金利を受け取るとのこと。仮に市場金利が上昇した場合、受け取る金利が増えるため、国債の利払い負担を相殺できるとみていると記事は伝える。財務省は5―10年物の固定金利をあらかじめ定めた水準で半年ごとに支払っているが、それと同時に、6カ月物の変動金利をその時点での市場金利に基づいて受け取るとのこと。今年度は元本で3千億円の取引を予定しているとか。国債を発行する際に決める金利は市場金利にほぼ連動しており、今後、市場金利が上昇すると、国債を発行するたびに、金利支払い負担が膨らんでいく恐れがあり、「固定金利を支払って、変動金利を受け取る」という金利スワップ契約を結んでおけば、市場金利が上昇した場合、取引相手から受け取る金利が増え、この分を国債の利払いに充てることができると記事は伝える。


 国に保険なし、の原則から外れるような気もするが。