皆さま お久しぶりです
休暇先の石垣島からこんにちは!
八重山そばを食べたあと、コーヒーを飲みに「うふた」さんへ行ったらお休みだったので、その周りにあった唯一の喫茶店に入ってみました。
Café Bon bois カフェ ボンボワ
おばあちゃまが一人でやっていらっしゃるお店。
お店というより、彼女のおうち。
ダヴィッドはクラブサンドイッチを、私はホットコーヒーを。
赤毛のおばあちゃんは、横浜から持病の療養のためご主人と移住して、家ができたと思ったらご主人が亡くなってしまった。
一人で生きていくために喫茶店を始めて、19年ここで暮らしています
「ここはほんとに不便だけどいいところ。暖かくて湿度があって。病気も治っちゃった。なにしろ子どもたちがかわいいのよー。どの子も素直でね。
人がいい。みんな元気よぉ。きのうは102才のおばあさんから「わたしもまだがんばってるんだから、あんたもがんばらんとね」なんて言われてね。泣き言なんて言えんよねぇ」
「今日は23度まで下がったって! 寒い、寒ぃ〜、冬だわぁ」
かわいいおばあちゃま。横浜のことは忘れちゃったって言ったとき、ちょっと寂しそうな横顔。
飼ってた愛犬の話や、亡くなってしまった隣人のこといろんな話を聞きながら、年をとってもしひとりぼっちになったら、こんなふうに喫茶店でもやってみるのもいいなと思いました。
洒落た店でなくていい。自分の家の居間に席を6つ。思い出の写真を飾って、メニューは自分一人で作れる得意なものだけ。
偶然ドアを開けてくれた人とおしゃべりしたり、もしかしたらずっと昔の知人が訪ねてきてくれるかも。
帰り際、庭に停めてあった車まできてくれて、挿木で増やしたという自慢のハイビスカスの原種を手折ってくれた。
「死ぬまでがんばるから、よかったらまた来てね。ありがとう」細い手でぎゅっと私の手を握ってくれた。
車が発車してもずっと見送ってくれました。この間、店内では、カナダ人の旅行者一人が放置状態。笑
石垣島に行かれる方がいたら、ぜひ立ち寄ってみてください
浦底湾に面しています。