フランスで学んで大いに役だっていることの一つが

「先延ばしの術」である



フランス人は口ぐせのように言う

On verra  オン ヴェラ

On va voir  オン ヴァ ヴォワール


「まぁ、ちょっと様子見てみよ」

って意味であり、

「なるようになるさ」

というニュアンスを含む場合もある



なんでも結論を後回しにするのにイラッとして、最初は馴染めなかったこの先延ばしの術、

タイミングによっては怒りが2倍になることもあるが、ある時、人間関係をスムーズにしてくれることに気づいた


私はわりと一つ一つのやり取りをまじめに受け止め、答える性質なので、ごつんごつんと引っかかってしまうことがある


そうはいうけどさ

いや、ちょっと待って、それはきっと…

とかいうタイプの人は、話を聞いてほしい


自分の考えがまだまとまってない時や、議論しても無駄なタイミングにおいては、この オン ヴェラ の一言がとっても有効なのだ


ネガティブな考えが頭をかすめたとしても、機が熟していなければ、口に出さない方がいい。
無駄な口論になるだけ。

そんな時ってないですか?



夫婦で火花がバチバチと飛びかけた時にも

オン ヴェラ 


仕事関係で、いくら話しても平行線の時にも

オン ヴェラ


まぁ、今日はここまでにしておきましょ

という着地点になってくれる



楽天的なこの一言で、じゃ、ワインでも飲む? なんて話にすっと切り替えられる


人生を救うのは、楽天性なのだとしみじみこの歳になって理解する



はて、日本語だとどんな言葉になるだろう?