2000年から始まった「小澤征爾音楽塾」。

日本やアジアの若手音楽家を育てようと小澤征爾さんが開始し、年に一度開催されています。

主役の方々は有名なプロのオペラ歌手ですが、コーラスやオーケストラは学生さんや若手音楽家がオーディションを経て参加しています。

小澤征爾さんや世界的な音楽監督、演出家、サイトウキネンのメンバーらに囲まれて、檜舞台に立つ皆さんは武者震いしていることでしょう。

今年はビゼーの歌劇『カルメン』。

本拠地のロームシアターを皮切りに、横須賀、東京でも上演されます。



フランスフェアとバッティングしてしまったので、ゲネプロを見させていただきました。


小澤征爾さんが立ち、電光石火のごとく手を上げる瞬間。それまで流れていた空気が瞬間的に変わります。

ダメダメダメ。とダメ出しも容赦ない。

もっと気持ちを込めて。オペラなんだから。もっと、もっと!!!  気持ち、どのくらいあるの? それ全部入れてよ。

彼の口から、眼差しから、指から、存在自体から、凄まじい熱が波動にのって飛び散る様子は後ろから見ていても伝わってくる。


人間の熱量というのはいったいなんなのだろう。


年をとり、腰が曲がっても病気になっても下がることのない熱量というのは。



それにしても、素晴らしい「カルメン」でした。本当に。


83歳の小澤征爾さんが、恩師から学んだすべてを次の世代に伝えようとエネルギーのすべてを注ぐ仕事を、ぜひ目撃してください。


席はこちらでご確認下さい。







レッドソックスの赤がお似合いです