たまには一人で遊んでおいで。
仕事は俺が一人でやっておるから心配するな。

と言われたので、

ありがたく、一泊ひとり旅をしました。


といっても、私は車の運転をしないのでバスで近距離。

よく行く場所でも「旅」と思うことで、わくわくするものですね。


好きなサロン・ド・テで朝食をゆっくり食べたり、



友人と和食ディナー&おしゃべり&散歩したり、






ネイルバーにも行っちゃいました✨✨





あぁ〜  久しぶりの開放感!!!



と思っていたら、


フランス全土で、


道路封鎖のデモがガーン



事前にアナウンスされていたので、渋滞があるかも程度には認識していましたが、どうやらそうとうな規模らしいという話に。



このデモ、燃料高騰と環境税に反対した国民がマクロン大統領にNoを突きつけるために行われたもの。

先日見たニュースによれば、現在、フランスは世界で2番目に税金が高い国だそう。
それでもまだ上げ続ける政府に、国民が大爆発。


何日も前から、黄色のベスト(チョッキ)作戦が立てられ、賛同する人は車に常備してある非常用の黄色いベストを運転席の前に置いて、自分の意思表示を始めました。


見てると、すれ違う車の半分くらいは置いていた感じです。


興味深いのは、今回のこのデモを誰が主導しているのか特定されていないこと。なので、国も警察も対策が取れなかったとか。


SNSを使って、フランス中を動かしていくフランス人のリーダーシップと結束力、誰もが持ってる黄色のチョッキを使って視覚に訴える、という発想もすごい。


もっとも死者が1人出、交通も混乱し、やりすぎではあるとは思う。





さて。


そんなわけで、予定を繰り上げ、早めに帰ることにしました。


ホテルのおじさんは、今日も泊まってけばいいのに。僕が部屋を暖めておくから!と能天気なことを言ってましたが、明日帰れるという保証もないので、こういう非常事態の時はできるだけ敏速に動くに限ります。



バス会社に電話したら、

「うちは車両も運転手も予定通り仕事しますけど、でも、ブロックされてどのくらい遅延が出るかは全くわかりません」


そりゃそうだ。
今回はあなたたちのストじゃないんだものね。今回は。


窓口に行っても同じ答え。

しょうがなく待ってると、予定時間が過ぎ、

しばらくすると電光掲示板の今後の便からも削除されてしまった😱

一緒に同じ便を待ってる人に聞くと、そのうち来るでしょうという安穏な答え。


でもね、もう30分以上過ぎてるし、窓口に聞いても時間は全くわからないというんです。
しかも、雨☂️

こんな状態で当てもなく待ってるなんて。


と思っていたら、隣にアヴィニョン行きのバスが入ってきた!


アヴィニョンまで行ければ、あとは電車もある。

迷わず飛び乗りました。



これが大当たり!!

運転手がとにかく道に詳しい人で、しかも頭の回転がすこぶるいい人。


数人の乗客を自分の周りに集めて、一人一人、どうやったら家に帰れるかを一生懸命考えてくれる。


私はシンプルにアヴィニョンから電車で帰れそうだけど、ネットでタイムテーブルを調べると、ちょうど入れ違いで電車に一歩間に合わない可能性大。だから、3つ先の駅の近くで降ろすから、そこから乗れと。


あらゆる場所がブロックされているので、車はそこをうまく避けて網をくぐり抜けなきゃならない。

彼の頭の中にはその場所が全部入っていて、あそこはダメ、こっちからならいけると、乗客の行き先に合わせてルートを考え出していく。



ブロックされたのは一度だけ。



驚愕したのは、この時です。


運転手は、ブロックしてる彼らに向かって、

がんばれ👍👍👍と言わんばかりに拳を上げ、クラクションを威勢良く、まるでラッパを吹き鳴らすみたいに鳴らしたのです。


民衆は男性も女性も、若者もたくさんいました。バイクに乗って、新しい人が次々と入ってきます。皆、もちろん黄色いベストを着て。




私は運転手おすすめのど田舎の小さな駅のそばで降り、雨の中、スーツケースやら買い物袋を抱えて、ヒーヒー言いながら走って、ギリギリセーフ。いやはや、こんなに買い物するんじゃなかった。






国は政府のものではなく、国民のもの。
意義があれば、愚痴で終わらせず、直接訴える。
決めるのは我々である。


革命で民主主義、国民主権を手にしたフランス人の底力を見せつけられました。


この効果がどのくらい出るのか、出ないのかにも注目したいと思います。




混乱は一刻も早くおさまってほしいと思います。

旅行中の方は、明日も引き続きご注意くださいね。





長々と書いてしまいました。

最後まで読んでくれて、ありがとうございますニコニコ