謹んで新春のお喜びを申し上げます。
昨年は大変多くのご支援とご声援を賜りまして、
誠にありがとうございました。
設立25周年という節目の年でありましたが、
非常に厳しく、難しい1年となってしまいました。
関わる全ての皆様に改めて御礼申し上げます。
今年は、昨年の経験をバネに、
新たな事業領域の確立を実現致します。
そしてプラウドの原点である
「切られずに足す」
「相手の立場になって考える」
「ちゃんとやる」を今一度見つめなおし、
素敵な1年を実現して参ります。
2025年も皆様の熱いご声援を
どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和七年元旦
株式会社プラウド
代表取締役社長 石山光博
さて・・・
何度も結婚し、
何度も離婚し、
様々な人生経験を積んだ40~50代の男女。
彼らが
「永遠の愛を誓います」と
宣言するなら分かります。
まだ20代の
結婚生活なんてしたことがない、
子育てはもちろん
親兄弟以外と暮らしたこともない、
そんな若者同士が
どうやって
永遠の愛など誓えるのでしょう。
一緒に暮らしてみたら
価値観が合わなかった。
子育ての優先順位が違った。
相手が変わってしまった。
私も変わった。
そんなの
当たり前じゃないですか。
永遠の愛は
誓うものではありません。
結果論なのです。
私は生涯
あなたを愛し続けた。
それは
人生が終わるときに
ようやく言えるセリフなのです。
さてさて・・・
とかく社長は
新卒採用が大好きです。
私にも
その気持ちが
よく分かります。
人生に一度きりの選択で
自社を選んでくれる。
キラキラした目で
「頑張ります!」
「この会社が大好きです!」
・・・と言ってくれる。
真っ白な状態で
社会常識や人生哲学を
教えることができる。
とても
気持ちのいいものです。
新人が
毎年入ってくることで
組織も活性化するし、
採用を通じて
現社員の自社理解も深まるし、
中小企業には
とても理にかなった取り組みです。
だからこそ
私も中小企業に
新卒採用を薦めて来たわけです。
でも
時代は変わりました。
新卒入社した会社で
定年まで勤めたい。
そう答える若者は
大手を含めても3割程度です。
もちろん
彼ら全員が
定年まで務めるわけではありません。
状況が変われば
心も変わる。
もはや
就職と転職セット
・・・という時代なのです。
別に
おかしなことではありません。
ひとつの会社に
人生を捧げる。
22~23歳で採用した人の面倒を
定年まで見続ける。
こちらの方が
よほど歪で無理があります。
自分の人生は
自分で責任を持つしかない。
この当たり前の事実に
ようやく気がついたわけです。
A社では
社会人としての基礎を身につける。
B社では
このスキルを身につける。
C社では
こういう経験を積む。
D社では
こういうポジションで仕事をする。
いろんな会社で
自分のスキルに磨きをかけ、
多くの会社に
必要とされる人材となる。
人生の安定と
主導権を手に入れる。
まともな人材ほど
こういう発想になります。
働く側は
スキルアップを求める。
雇う側は
身につけたスキルで
利益貢献を求める。
Win-winの関係が
ここに出来上がります。
問題は
新卒採用した会社です。
スキルが身についた時点で辞められると
採用&育成の投資コストが回収できません。
もはや
中小企業にとって
新卒はベストアンサーではなくなりました。
それでも
新卒が好きだ。
新卒採用したい。
そう考えるのなら
腹を括るべきです。
5~6年で卒業させる。
これを前提に
採用するのです。
給料を払いながら育てる
代わりに6年間は頑張ってもらう。
6年経ったら
笑顔で送り出してあげる。
新卒にとっての
素晴らしい1社目に徹する。
これしか方法はないのです。
切ないなあ・・・(;^ω^)