春ですね~facebookで毎日、河津桜や梅の便りが届いています。

今年は花粉の当たり年らしく、軽症の私もグズグズカイカイです。

とは言え、春は心躍る季節です。卒業~新生活、お花見・・・

サッカーの都リーグも検温廃止になりました。

張り切って参りましょう(^^)/

 

 

 

さて・・・

 

あれは、ワンワンだよ。


あれは、ニャンニャンだよ。


・・・と、大人は指をさして子供に教えます。


指をささないと教えられないからです。

言葉で説明しようとすると
「ニャンは爪が尖っていてね」
「ワンワンは爪ないの?」
「ワンはガブっと噛みつくよ」
「ニャンニャンは噛みつかないの?」

 

・・・などと、

不毛な会話を繰り返すことになるからです。

百聞は一見にしかず。


「あれはニャン」
「これはワン」「これもワン」
・・・などと繰り返していれば、
子供は自ずと

ワンとニャンを区別できるようになります。

明確な定義なんて

一度も教えていないのに。


不思議ですよね。
 

 


 

さてさて・・・

「星の王子さま」という物語を

ご存知でしょうか。


私の大好きなお話です。

二度読みすることなどない私ですが、
この本だけは、何度も読み返しました。


そして

読むたびに深く引き込まれました。

とくに

キツネとのエピソード。


どうやったら

友達になれるのかという話。


つまり

友達とは何なのかという話。

あまりにも良くできた本なので、
いろんな人にこの本を薦めてきました。


人生で迷っている人。


答えが

見えなくなっている人。


そういう

人たちが読むべき本だと思うからです。

しかし・・・

 

驚いたことに、
星の王子さまが「読めない」

・・・という人が現れたのです。

 

しかも、

かなりの割合で。

ヘビに飲まれたゾウの話とか。


ヒツジの代わりに箱を描く話とか。


意味がわからない。

 

眠くなってしまう。


彼らは

決まって、そう言うのです。

星の王子さまには

いろんな王様が出てきます。


お金を数える王様や、

権力を誇示する王様。


王様は

人間が大事だと思っているものの

象徴なのです。

王様との対話で、

王子様は「なぜ」を繰り返します。


お金、土地、権力、仕事って一体何なのか。


なぜ

そんなものを

大事にするのか。


その定義を

どんどん抽象化していくのです。

なぜ

勉強しなくちゃいけないのか。


なぜ

働かなくちゃいけないのか。


そんなことを考えるのは

社会不適合者。

そんなことを考える暇があったら

勉強する。


余計なことを考える前に

まず仕事をする。


こう考えるのが

まともな社会人。

私たちの思考と常識は、
このように設定されているのです。

だけど

納得いかない人もいます。


仕事って何だ?

 

勉強って何だ?


なんで

勉強しなくちゃいけないの?


なんで

働かなくちゃいけないの?

疑問を素通りできない

困った人たち。


彼らは

勝手に問題をつくり出す。


しかも

答えのない問題。


考えること自体に

意味のない問題。

星の王子さまを書いたのは、
きっと

こういう人なのでしょう。


この本は

読者を2分割します。


書いてあることに

心から頷く人たちと・・・


意味がわからず

眠くなる人たちに。

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