数学で、ケアレスミスの多い子をよく見かけます。
ミスを全くしないって子はいないのですが、その量は子供によって全然違っており、
計算ミスが少ないことは もはや長所と言っていいほど、頻繁にミスする子が多いです。
ひどいケースでは、数Ⅲの微積などの単元になると、1問やれば必ずどこかで1回は間違える、なんて子もいます。
ケアレスミスを非常に軽く考えている子が多いですが
ミスが多いと、2次力がずば抜けている、などの長所がない限り、点が取れない、または、点が安定しないことにつながります。
数学が得意ではなく、2次力があまり期待できない場合は、ミスを減らして、できる問題を確実に取る、という作戦に切り替える方が、合格率がうんと高まります。
なので、合否に左右するくらい重要ですね。
で、ケアレスミスを減らす方法ですが、こちらの動画が参考になるでしょう。
21:18くらいから開始。
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「同じミスを減らす工夫」と「ミスをしたときに気づく」が重要。
Q なぜミスは繰り返されるのか?
A ミスしたことを覚えていない
どうミスをしたかを覚えていない。
確認する習慣がついていない。
間違えた時にしか同じミスをしたことを思い出さない。
→付箋などを使い「どう間違えたか」を記録した間違え集を作り、定期的に見直す。
「こういうミスしたなぁ気をつけよう」という意識ができないといけない。
その結果、ミスしそうなところを察知したり 見直すクセがつく。
ミスが多いところでは、途中式を1つ増やすなど、ミスりにくい状況を作る。
「思い出す」では遅い。「常に記憶に留めておく」。
ケアレスミスは気にしだすとなおるもの。
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これが全てです。
ミスの仕方は、実は子供によって傾向があります。
例えば、問題の式を写すときに間違える傾向があったり
符号を間違える傾向があったり
分配法則のときに符号を変え忘れたり
長い計算になると途端に雑になったり
何かしらの傾向があります。
一見、色々なミスをしているようで、大抵同じようなミスを繰り返している子が多いんですね。
なので、ミスを、「単なるミス」と一括りにするのではなく、自分はどういう間違い方をしやすいのかを、「意識して」インプットしておくのです。
そうすると、同じような場面に出くわした時に、気をつけるようになったり、集中するようになり、ミスが徐々に減っていきます。
ミスの多い子はほとんどこれをやらないので、
いつまで経っても改善されず、同じような間違いを繰り返すか
極端にミスにおびえ、むしろ途中式をやたらと書きすぎて、遅い、見づらい状況を作り上げたりします。
また 計算ミスの少ない子を観察していると、ミスをしても、すぐに修正されることが多いのです。
1行、1行確認しているからです。
これに対し、ミスの多い子は、全部終わってから確認しようとします。
何行も書かれた数式を丁寧に確認するのは、結構大変です。
なので、大体の子は、ふわっと全体を眺めるような確認になってしまい、実質 確認していないのと同じ状態に陥ります。
というわけで全部終わってから確認は意味がありませんので、必ず1行1行確認しましょう。
ここで紹介したJさんは、ミスの量は本当にひどくて絶望するほどでしたが
意識したことによって変わり、医学部に合格しましたよ。
ここでも書きましたが、とある生徒の医者のお父様は、「意識的に、1つ1つ真摯に取り組んでほしい。」と、日頃からおっしゃられています。
何事も、無意識でする方法を模索するのではなく、意識レベルに上げていくことが大事です。
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