センター試験まであと1か月ですね。
毎年センター試験の前には書いていることですが、詰まったら飛ばしましょうというお話です。
去年で言えばこの記事。
センター試験などの時間制約の厳しい試験では、絶対にやってはいけないことは、「先が見えていない問題に時間をかけてしまう」ことです。
数学の点数が安定しない子って、これ結構やっちゃうんですねぇ。
女の子が圧倒的に多いですね。
先が見えていないにも関わらず時間をかけてしまい、結局解けず、そして飛ばした頃には残り時間がなくなってしまう。
残り時間少ないことが焦りを生み、雑に解くようになり、ミスを誘発し、簡単な問題で間違えるようになる。
さらなる焦りを生み、負の連鎖が起きていく。
大体こういう流れです。
そして不思議なことに、このようなことを模試の度に、何度も何度も繰り返すんですよね。
こういう子達の心理は概ねこういう感じです。
「大問の最初らへんだから解かなきゃ!」
「ここを取らないと9割取れないから解かなきゃ!」
「何だか簡単そうな問題だから解かなきゃ!」
「几帳面ゆえに、前から順番に解いていってしまう。」
という感情的なこだわりですね。
試験の問題って、別に難易度順に並べてくれているわけではありませんので、前から順番につぶしていく意味って全くないんですよ。
まずはつぶせる問題からつぶして、次につぶせそうな問題をつぶしていくって感じでいいのです。
散らかっている部屋を片付けるときに、小さいものから片付けます?
大きいものから片付けて、徐々に小さいもの、片づけづらいものにシフトしていくでしょう。
それと同じです。
たったそれだけのことで何か変わるの? と思われるかもしれませんが、
今年大分の医学部に合格したBさんは、この「詰まったら飛ばせ」のアドバイスだけで数学の点数が飛躍的に伸びたんですね。
マーク模試8割付近で迷走していたのが、最終的に9割で安定になりました。
Bさんは迷走に迷走を重ね、私に依頼が来た頃には、1題12分たったら次の大問に進むという謎の時間配分を行っていました。
12分経ったら先が見えている問題でも、次の大問に進んでしまうのです。
先が見えていない問題があっても12分経つまでは進まないのです。
残念ながら一切の合理性がありませんね。
その時間配分の意味のなさを丁寧に説明して、その上で定番通り、詰まったら飛ばしましょうをアドバイスしました。
聞いてくれるか不安でしたが、よほど悩んでいたのでしょうか、すぐに実践してくれました。
実践して1発目にはもう9割取れていたと思います。
実力はあったということですね。
以後9割で安定し、調子の良いときは9割後半を取れることもあったとか。
合格後に手紙をくれましたが、そこにも「迷ったらすぐに別の問題にとりかかるというやり方を教えていただいてすごく為になりました」と書かれていました。
もちろん彼女が9割を取れたのは、「実力があったから」です。
9割を取る実力がない人が、このやり方を実践したからといって9割を取れるわけではありません。
つまりは、実力を発揮するために大切な方法の1つということです。
実力通りの点数が取れない人は、飛ばして飛ばして飛ばしまくる!
これを肝に命じてください。
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