【感想】 ドットホラーストーリー | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 DISTRAINT: Deluxe Edition の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

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 ジェシー・マッコネンが開発したゲームで、PCでは、DISTRAINT:Deluxe Edition というタイトルで配信されています

 また、続編も配信されています

 

 スマホでもPC版と一緒のタイトルで配信されているのは知っていました

 興味があったけど保留にしていて、今回PS4・VITA・Switchで配信されたのでPS4版を購入しました

 

 ホラーゲームであり、音や演出で怖い場面はあるけれども、物語が印象に残りました

 重いテーマで心に突き刺さりました

 

 グラフィック・音楽について

 

 ホラーだけどドット絵なので、グラフィックから怖さを感じませんでした

 抑えられた色彩で、場所によっては更に抑えられています

 しかし、血だけはインパクトがあります

 

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 グラフィックよりも音楽や効果音によって怖さを伝えてきました

 音楽は不気味で、効果音はおどろおどろしいです。不安を煽ります

 

 しかし、プライスの上司が登場するシーンの音楽はメロディアスでけだるいです

 また、両親が登場するシーンでの音楽はコントラバスのピッチカードに合わせて軽快な曲が流れます

 今までとの違いから異質で不気味です。単体で聴くといい曲です

 

 ≪説明≫ 

 

 サイコホラーアドベンチャーゲームです

 

≪操作≫

 

 左スティック・右スティック:移動

 

 ○ボタン・×ボタン・□ボタン:(ビックリマークがあるところで)アクション

 

 △ボタン・R1ボタン・L1ボタン:持ち物を開く

 ○ボタン・×ボタン・□ボタン:アイテムをスクロール

 R1ボタン(放す):アイテムを使用

 

≪基本≫

 

 1.ビックリマークでは、調べたりアイテム取ったり部屋に入ったり など 様々なアクションが行われる

 

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 2.アイテムを取るとアイテムスロットに収められる

 

 (1) アイテムスロットに収められているアイテムを使用する。使用できないときは独り言を言う

 (2) アイテムスロットのアイテムにカーソルがあるとき、周囲や物を観察したり探すことができない

     周囲や物を観察したり探したりしたいときは、空いてるアイテムスロットを選択すればいい

 

 3.セーブポイント(白でAと書かれた赤色の紙)でセーブする。オートセーブ機能はない

 

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 ゲーム内容について

 

 ジャンルにある サイコホラー とは、怪物ではなく人間によって引き起こされるホラーです

 人のもつ負の感情を主軸に据えているので、心に響くかと思います

 

 すごく重い話で、ホラーゲームだけど考えさせられます

 

 

 法律事務所に勤めるプライス(主人公)は、物件を差し押さえる仕事に就いています

 様々な理由で立ち退きになった人物のところに出向き、「法律」をかざし追い出していきます

 すべては自分の昇進のために、「法の正義」を盾に「道徳的規範」を犠牲にしていきます

 そのことによって、プライスは重圧に押し潰されそうになり、良心の呵責に苛まれます。この表現は象で例えているのかと思います

 

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 物件を差し押さえられる人が貧しいだけではなく、プライスもまた貧しい生活を送っています

 雨漏りのするボロアパートで水道を止められ、コーヒーを飲むのに雨漏りした水を使う程困窮しています

 

 しかし、物件を差し押さえる度に生活が豊かになっていきます

 他人を犠牲にすることで自分が裕福になっていくことに罪悪感を感じ悩んでいきます

 でも、生活が安定することに抗うことができずエンディングへと突き進んでいきます

 

 貧すれば鈍するではないけれど、「自分の生活」のために「他人の生活」を犠牲にするかを問われています

「金」だけにとらわれることによって何を得て何を失うのか?

 得るのは生活が豊かになること。ゲームでは、例として、コーヒーで表現されています

 失うのは良心で、プライスの悩みが悪夢や幻影として表れています

 

 良心は両親の亡霊の幻覚として表れています

 対して、上司であるマクデイド、ブルトン、ムーア は、金持ちの象徴として描かれ、「悪魔」のように誘惑してきます

 

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「金」のためなら「他人」のことはどうなっても構わない、と囁いてきます

 

 

 ゲームは2D画面になっていて左右に移動します。上下移動はなくシンプルな操作となっています

 会話をしたり、お使い要素があったり、目的に向かったりとシンプルなゲームになっています

 たまに軽いパズル要素があります

 

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 難しくはなく、いいアクセントになっています

 

 ダンジョンのようになっている場所もあります

 

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 マップ間の繋がりを把握しないと目的を達成することができません

 簡単なゲームだけど、この部分が一番難しかったです

 

 その他・まとめ

 

 設定でダイアログ音を変更できます

 

 中断しているけど、2〜3時間ぐらいでクリアできると思います

 小品ではあるけど、それ以上のものを得られます

 

 重く考えさせられる話で、悩みがホラーの演出で描かれています

 だから、怖いと感じることはありませんでした

 

 お勧めです

 

【評価】

 

 ○:物語、テーマ
 ○:ダレることがない長さ
 ×:お使いイベントが多い