グロム専用LEDヘッドライトバルブ発売しました。 | プロテックSTAFFブログ

グロム専用LEDヘッドライトバルブ発売しました。

プロテック 営業部ムランティーノです。
HONDA GROM('13~'15)専用サイクロンシリーズLEDバルブ を発売しました。
No.65022【LB4-GRM】30w/30w 6000ケルビン¥18,800(税抜)です。

新型グロムはLEDヘッドライトが標準装備になりましたが、~'15グロムだってこの製品を装着すれば
LED化が可能です。もしかしたら純正LEDより明るくなるかも知れませんよ~。

グロムの純正ヘッドライトは「コンバインドプロジェクターヘッドライト」と言う名称で、
Loビームは上側のプロジェクターから発光し、Hiビームは下側に大きく広がるマルチリフレクターで
配光する独特な構造のヘッドライトです。




グロムのヘッドライトバルブはHS1です。当社で販売しているH4-Hi/Loバルブと同形状なので、
取付け可能ですが1つ問題点がありました。

ヘッドライト下部のマルチリフレクターに光が当たらないとHiビームが照射されないと言う点です。
ハロゲン球と同じLoビームが上に照射され、Hiビームが下向きに照射される構造ではないので、
考えた結果試しに下側にHiとLoを照射させて切り替わるか実験してみました。

左:Loビーム照射                    右:Hiビーム照射
   

一応切り替わりは出来ており、明るさはノーマルよりも遥かに上回っています。
もちろんHiビームインジケーターランプも点灯しますよ。

実際に試作品を取付けたオーナーさんからの意見としては、
「Loが上過ぎているので光軸調整でかなり下向きに調整しました。」
「もう少し横方向への配光が広がった方が良いと思います。」
「Hiビーム時の路面のV字の光が気になります。」などなど貴重なご意見を頂戴しております。

今後さまざまな実験、検証を行って商品の改善をして行く方向性で検討中ですが、
現在のところノーマルはもちろん他社製HIDやLEDを上回る明るさが実現したので発売に踏み込みました。

実際にはプロジェクターからのLoビームは出ていません。
Hiビーム側のマルチリフレクターからLoビームを照射させHi/Loを切替えるのが当社製品の仕様です。



左:ノーマル球Loビーム照射             右:LED Loビーム照射
   

左:ノーマル球Hiビーム照射             右:LED Hiビーム照射
   


それでは実際の取り付け方法をご紹介致します。
ヘッドライトカウル左右のボルト4本を外します。


ヘッドライト、ウインカーの配線のカプラーを先に抜いてからヘッドライトユニットを外します。


ゴムキャップ、ノーマルバルブを外して、LEDバルブを取付けます。


ゴムキャップを取付けます。


冷却用の防水ファンを取付けます。


三つ又ステムのブレーキホースクランプのボルトで抵抗器を共締めします。


コントローラーユニットをタンク下のフレームに貼り付けます。
最後に各配線のコネクターを接続してヘッドライトユニットを取付けます。



ファンとフレームのクリアランスも十分あります。



アイドリング時の電圧は直流に変換して約11vほど出ていました。
走行中のエンジン回転でも13v出ていますので安定して点灯します。


グロム専用LEDは交流HS1バルブ対応ですが、LEDの照射向きが特殊な為に
スーパーカブ110(JA10)への流用は不可となっておりますのでご注意ください。
スーパーカブ110(JA10)専用キットを開発中ですのでもうしばらくおまちください。