谷川九段、最終戦で負けたが、高橋九段が負けたため、ギリギリでA級残留! | KNのブログ

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谷川九段、最終戦で負けたが、高橋九段が負けたため、ギリギリでA級残留!


米長邦雄会長の急逝に伴い、去年の12月に将棋連盟の会長に就任した
谷川浩司九段。 A級連続在位が31期という、おそろしい記録の持ち主だ。
   ・1976年12月20日にプロ四段昇段 (中学2年;年齢では史上2位)
   ・最初の1977年度以外は、4期連続昇級して、1982年にA級八段になる。
    1982年4月1日付けだ。
   ・そしてその期の順位戦で7勝2敗の1位タイとなり、中原誠とのプレーオフを
    制していきなり名人戦挑戦者となった。
   ・当時の名人は、前年に中原誠名人(当時)を破って初の名人位に就いた
    加藤一二三だった。 そして、1983年4月から始まった加藤一二三名人との
    名人戦に4勝2敗で勝って史上最年少名人(21歳)となった。
   ・その第六局は1983年6月14日-15日に行われた。

1982年4月1日から連続31期とは凄い。
そして、きのう(けさ未明)A級残留を決めたから、これで32期連続が確定となった。
   wiki によると、A級連続在位の最高は
      ・大山康晴  44期(休場の#43を含む)、 35期(休場を含まず&連続で
       2位 谷川浩司  32期が確定(休場を含まず)
       3位 升田幸三  31期(休場を含む) ・・・休場を含まない数は以下
               2期~37期(31-35は存在せず);休場を含めなければ
               連続23期だと思う。(9、14、15、21、27、28、36、37が休場)
       4位 中原誠  29期(休場を含まず)
       5位 米長邦雄  26期(休場を含まず)
       5位タイ 塚田正夫  26期(休場を含む)、 23期(休場を含まず)
               1期~26期(16、22、26期が休場だと思う)
       7位 二上達也  23期(休場を含まず)
   ※wiki 以外の情報も加味しました。 少々間違いがあるかもしれません。



さて、高橋 道雄九段 - 三浦 弘行八段 の一戦から。

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▲7七角も良かったが、△7六飛も良かったらしい。
ここで攻めていったが、自重して自陣に手を入れる▲6八銀だったかな?
くらいの方が、まさったのではないかと衛星解説名人が言われていた。



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ここで▲4一飛成 がどうか?と思われたらしい手で、
△1四角の王手竜取りがあるので、▲5三香の方がまさった・そうすれば
難しかった、と言われていた。(衛星解説名人の木村八段がね)
   ・ちょっと脱線。 去年までは「将棋界の一番長い日」をNHKの衛星放送で
    中継してたんだけど、今年からNHKのは無くなったんだね。



もう一つ、渡辺明竜王 - 郷田真隆棋王 の一戦から。

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いかにも崩壊しそうな、後手陣。 私なら、凌ぐ自信はありません!
しかし、郷田九段はこれを耐え、しのぎ・・・



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この△8六桂 で、明らかに逆転していったのだ!
恐るべし、郷田九段!



追加。
A級連続在位のカウントにおいて、 休場があった棋士達の
大山康晴/升田幸三/塚田正夫 のカウント基準が統一されてなかったので、
それが分かるように本文中の表現を修正した。
どんな感じになっているかというと、
  大山康晴: 35期連続の後、 #43期を休場、 そのあと8期連続
  升田幸三: 休場しない正味の連続では7期、 休場を含むー休場8期=23期
  塚田正夫: 休場しない正味の連続では15期、 休場を含むー休場3期=23期