#4034 不足 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

需要があれば、(科学技術的に不可能な場合を除いて)必ず供給が現れる。

供給が足りない(ように見える)のは、需要がないから。

より正確には、有効需要がないから。

価格という調整弁はあるけれども、需要と供給は基本的にはマッチする。

適正な対価を支払おうとしているのに、それに応じる供給がないなんてことは、中長期的にはありえない。

もし、「~不足」なんていう状況が永らく放置されているとしたら、それは需要に対してではなく、適正対価を支払おうという意志のない願望に対してだけ。

たとえばキャベツ1玉は、通常200円ぐらい出せば買える。

日本でキャベツ不足なんてのは、たまにある天候不良の時ぐらい。

だけど、「キャベツをタダで寄越せ」とこ、「キャベツ1玉2円で買いたい」なんていう願望は、そう簡単には満たされることはない。

そんなものは需要でも何でもないので、満たされるわけがない。

それと同じで、保育士や介護士が不足している(ように見える)のは、彼ら・彼女らに適正な賃金を支払おうとしないから。

子育てしながら働きたいとか、介護をプロにお願いしたいとか、適正価格も払わないでそんな願望、満たされるわけない。

自分たちの勝手な願望だけ満たして、保育士や介護士を薄給地獄に追いやるなんてこと、認められたらそっちのほうがよっぽどおかしい。

待機児童ゼロとかいうバカげた政策のせいで、保育士たちが結婚も子づくりもできないとか、いいかげんにしろよ。