アラブ・マグレブでは今、2つのことが平行しておこっている。
ひとつは、スンニ派諸国で独裁政権がドミノ式に連鎖して崩壊していること。
もうひとつは、中東各地域でスンニ派の支配から、シーア派住民が抜け出しつつあること。
この2つのことはもちろん相互に関連しているけど、ごっちゃにしてしまうと話がややこしくなる。
ともかく。
どの話もおそらく、3、4年もあればカタがつく。
そしてこの地域は、スンニ派とシーア派に2分されることになる。
最近一部で目立つ両派の連携も、イスラエル滅亡後は目的を失い、自然に解消されていく。
シーア派地域は、イランの勢力圏に入り、イラン並に民主的になる。
エジプトとサウジを失ったスンニ派地域は、やや時間はかかるものの、トルコの影響下に入り、トルコ並に民主的になる。
2020年頃の地図には、大きな班図のオスマン共和国とペルシャ共和国が描かれているかもしれない。
そういうピクチャーを目の前にした時、日本の外交戦略はどうあるべきなのか。
僕は真剣に考えている。
だって、妄想って楽しいんだもん。