まず、社会保険庁の職員たちに対してなんだけど。
「ボーナスを自主返納しろ」って、ヘンだろ？
ボーナスって、給料とは別に、「キミは良くがんばってくれたし、会社も儲かったから、特別にご褒美ね」ってもんだろ？
自主返納とかの前に、そんなもん、払うなよ。
（以上、勇心さんのウケウリ）
全然がんばってないし、組織は潰される寸前だし、全員解雇とか言われてる状況で、ボーナスはおかしいだろ。
で、いったんボーナス出すほど彼らの貢献を評価しておきながら、「自主返納しろ」って、自分で自分の言ってることのムチャクチャに気づかないものかなあ。
それから、現役の首相とか大臣とか、あるいは歴代の大臣とか長官とか、彼らのボーナス自主返納も、ちょっとヘン。
返したければ勝手に返せばいいけど、これは完全に、問題の所在を取り違えている。
年金記録の管理がずさんだったことももちろん大問題なんだけど、それよりもずっと大きな問題は、この浮いた年金記録が表面化して以降の政府の対応だ。
これがどれほど大きい問題なのか直感的に把握できず、その場しのぎの対応策しか打ち出せず、裏づけもないまま１年で全部解決するとか言ってみたり、次々明るみに出る数字を隠蔽しようとしたり。
つまり、政府の危機管理能力のなさが問題視されている。
年金問題を解決する能力もない内閣がのうのうと居座っていることに、有権者は怒っているのだ。
あるべき責任の取り方は、彼らにとって屁でもない金額を自主返納することなんかではなく、内閣総辞職だ。
それがいやなら、衆議院を解散して国民の信を問え。