地球が誕生してから46億年、その間には氷河期もあれば世界のほとんどが高温多雨という時代もあった。
二酸化炭素の排出量を何%か削減するだけで、大自然の脅威と驚異を克服できるなどと妄想する科学万能主義者どもの傲慢さには呆れ返るばかりだが、とにもかくにも、地球温暖化の影響は必ずしも悪いことばかりではない。
もちろん、海面水位が上がることで島全体が沈んでしまうような国があるのだとすればそれはたいへん気の毒だが、気温が上がることでたとえばシベリアの凍土の開発などは容易になる。
人類全体にとって必ずしもマイナスの影響ばかりとは限らない。
東京の夏が暑くなるのは困るが、35℃なら耐え切れないが33℃なら快適というものでもない。
むしろ冬の気温が上がることで、分厚いコートを着なければならないような日が、1年の中で1日でも減るのはいいことだ。
ところで。
今年は夏になっても伊豆周辺の海水温度がなかなか上がってこない。
例年だと8月に入れば24℃以上ぐらいで安定してくるのだが、今年はまだ平気で20℃を下回る潮が流れ込んできたりしているようだ。
プロパンガスのようなおちゃらけダイバーが快適に潜れるためには、いちばん冷たい潮が22℃くらい以上でないと厳しい。
そんなわけで、今年はまだ1本も潜れないでいる。
今週末もどこの海に行ったって、海の中はダイバーの渋滞だろうし、さすがに避けたいというもの。
いつになったら潜れるのかなあ。