藤田晋が奥菜恵と結婚するのは、とても良いことだ。
サクセス・ストーリーの結末は、単に金持ちになるとか、社会的地位を手に入れることだけではなく、やはり大好きな女性の愛情を手に入れることでなければならない。
でなければ、後に続く者にとって、真の励みにはならない。
うのたんあたりにおちょくられているだけではどうしようもないが、リスクをとって勝負して、確率は低くとも勝者になれば、大好きな女性を娶ることができるのだという現実は、10代・20代の若者達を奮い立たせるに違いない。
昔から「酒とカネとオンナ」という表現があるが、これはより正確には「オンナとオンナとオンナ」だ。
酒はオンナと出逢うきっかけであったり、オンナと自分がよく知り合うための手段であるし、カネは惚れた女を振り向かせたり幸せにするための武器だからだ。
カッコいいクルマに乗ったり、大きな家に住んだりすることも、オンナに結びつかなければ何の意味もない。
カネがいくら金庫や預金口座にあったところで、それがオンナを幸せにしなければ価値はない。
歳をとって妻子を持つようになってその考えは少し変わってきたが、若い頃は本気でそう想っていた。
そう想っている若い連中を勇気づけるこのカップルに礼を言いたいし、心から祝福したいと想う。
(ほぼ無名のモデルあたりとくっついてしまう女優には、正直なところ、失望した)