第4回北辰テストから見る私立高校単願志向。 | 君のチカラを『証明』する学習塾Proof

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埼玉県の新所沢・小手指にある学習塾Proof(プルーフ)です。
高校受験・大学受験を通じ、「自分はやればできるんだ!」という実感を伝えていきます。

前回は北辰テストの資料から

公立高校の最終倍率を予想しました。

今回は私立高校についてみていきたいと思います。

 

埼玉県の高校受験は俗に「公立王国」と言われてきました。

公立高校を第一志望とする生徒が圧倒的に多く、

私立高校は併願先、という形ですね。

今もその傾向は続いていますが、

それでもここ2~3年は

私立高校学費への補助金・助成金が拡充されたことと、

大学受験の難化から進学指導が手厚いとされる

私立高校を第1志望とする方が年々増えてきているのでは、

と考えられています。

 

果たして今回の北辰テストからも

その傾向が読み取れるのでしょうか?

 

まず、全受験者の中で第1志望に

いずれかの私立高校を書いた生徒が占める割合は

どうでしょうか?

 

第4回北辰テスト(9月初め時点)での私立第一志望率

 

  2018年 17.4%

  2019年 19.1%

  2020年 19.1%

 

昨年、増加した割合が今年も維持された形ですね。

 

次に、前回気になった所沢市内公立高校の

倍率低下について検証するため、

所沢近隣の私立高校について第1志望者数の変化を

見てみました。

 

昨年と母集団(全受験者数)が異なるため、

数の比較や昨年からの増減率ではなく、

各高校の第1志望者数を全受験者数

(厳密には志望校調査を記入した受験者数)で割った、

言ってみれば「第1志望占有率」を求め、

それが昨年からどれくらい増減したか求めました。

占有率が0.05%を超えて変化している場合、

1クラス分(30人)近い増減があるというイメージです。

 

対象とした高校は

慶應義塾志木、細田学園、立教新座、西武台、川越東、

城西大川越、城北埼玉、星野(女・共)、山村学園、秋草学園、

西武学園文理、自由の森、聖望学園、狭山ヶ丘、東野

以上15校です。

 

  校名      占有率増減

川越東     +0.11%

星野(女)    +0.10% ※文理コース追加

慶應志木    +0.09% 

狭山ヶ丘    +0.08%

星野(共)    +0.05%

城西川越    +0.03%

聖望学園    +0.03%

山村学園    +0.02%

西武台      +0.02%

細田学園    ±0.00%  

東野       -0.01%

秋草学園    -0.01%

城北埼玉    -0.02%

自由の森    -0.02%

立教新座    -0.02%

西武文理    -0.05% ※コース再編(英語コース)

 15校       +0.42%

 

この15校で0.42%、今回の北辰テストの受験者が

約4万5000人なので、このテストだけだと

西部地域では190人近く私立単願者が増える予測になります。

 

所沢市内公立高校の倍率低下は県内他地域の公立高校や、

有名大学附属校をはじめとした都内私立校に

所沢近隣の受験生が流れているわけではない、

と考えました。

 

・・・・・・・・・・・

 

ここからは私立志向の考察となりますが、

やはり大学受験の難化が要因でしょうか。

一般に私立高校は指定校推薦を活用しやすい、

という印象があるかと思います。

実際に我々の教え子にも

私立高校から指定校推薦で難関大学へ進学した生徒がいます。

 

ただ1点気を付けたいのは、

私立単願推薦の合格の見通しが早い段階で立った時です。

現時点でもすでに個別相談で合格の見通しを得ている人も

いるでしょう。

 

つまり、他の生徒が必死に勉強に向き合って

伸ばしている期間をどのように過ごすか、です。

 

「指定校推薦を狙うつもりだったのに、

 高校最初のテストで併願組に差をつけられてしまった」

そんなことのないように合格の見通しを得た後も

頑張れるかどうか。

当塾に通う私立単願推薦の生徒でも

「自分も公立受験組と同じく最後まで力を伸ばしたい!」と

第1志望合格後も変わらず通塾しています。

 

大学進学を目指す場合、高校受験はあくまでも通過点。

合格後も歩みを止めないことが大切です。