本日もシアトルよりお届けします。

Yukakoです。

 

ロックダウンの期間も長くなって、

ニュースで見た人も多いと思いますが、

 

 

家庭内暴力(子供に対しても含む)の増加

中毒の人達(お酒や薬)がかなり苦労している

 

らしい。。。。

 

 

 

薬中毒の話、

いつか書こうと思ってました。

 

 

 

すごく昔の話ですが、

 

 

私が結婚してた時(これ、20年以上前の話ポーン

 

 

元旦那のお姉さん家族がポートランドに住んでいました。

 

元旦那とお姉さんは仲良しだったので、

私達はは3ヶ月に一回はポートランドに行ってました。

 

 

元義姉さん家族は

豪邸に住む絵に書いたようなゴージャス家族

 

旦那さんはお医者さん

子供達は

イケメンのお兄ちゃん二人に

一番下の可愛い妹

 

誰が見てもうらやましがるような理想的な家族でした。

 

 

 

私がお姉さん家族と初めてあった時は

上のお兄ちゃん二人はすでに社会人でしたが、

 

一番下の女の子が大学生

 

 

 

ボストンの優秀大学に一年行ったんだけど、

癌治療をするお母さんの事が心配で、

 

一年でポートランドに戻ってきてしまいました。

 

 

その後、

お母さんの近くにいれる

ポートランドの私立大学に入学して、

友達と一緒にシェアハウスに住んでいました。

 

 

妹のことは、

 

元旦那から、彼女はボストンからオレゴンに戻ってきたあたりからちょっとおかしくなって来て、

 

お酒や薬の方に手を付けだして問題になってるというのは聞いていましたが、

 

 

彼女は確か22歳くらいだったと思うけど、

私と会う時はいつも

とっても美人で可愛くて、優しい子でした。

 

 

 

これ、結婚して一年目の話。。。

 

私達がポートランドへ行った週末、

 

私達も来てるし、妹が両親の家に来て一緒にブランチを食べるはずでした。

 

 

お義姉さん家族はみんな優しかったとは言え、やっぱり私の家族ではないので

 

ポートランドへ行った時は控えめだった私、

 

朝ゆっくり起きた後、

ブランチの時間までは自分の部屋でうだうだしてるつもりでしたが、

 

なんだか下でザワザワしてるのに気が付きました。

 

 

約束の時間になっても来ないので、

電話してもでない娘を心配して、

 

お父さんが彼女のシェアハウスに迎えに行ったそう。

 

 

そして。。。

 

 

 

警察が娘が住んでるシェアハウスを捜査しているのを見てしまったとのこと。

 

 

朝になっても起きてこない娘さんの部屋をハウスメートが開けたところ、既に薬の過剰摂取で亡くなっていた彼女を発見して

 

警察に連絡したわけ。

 

 

発見された彼女の腕には注射器が刺さったままだったそう。

 

 

それを聞いた私の血の気もスーっと下がっていきました。

 

 

その後は、

両親は警察へ、元旦那は家族達に連絡、

私は何もできずにオロオロ

 

 

 

次の日の朝、

 

説明ができないような音で起こされる私

 

 

大体よく眠れるタイプではなかった元旦那は既にお義姉さんと下で話してるみたい

 

 

私が起こされた音というのは。。。。

 

庭で大声で泣いてるお父さんの声でしたあせるあせるあせる

 

 

 

これだけでは終わらない。。。

 

娘の持ち物を両親が取りに行くのは可愛そうだ

 

と、なんと私と元旦那で

 

彼女が住んでたシェアハウスに行って、

彼女の所持品を持ち帰ってくる

 

という事になってしまった。。。。

 

 

私にできる事ならなんでもしますとは言ったものの。。

 

 

シェアハウスに到着

 

ハウスメートはこんな事件の後だし、全員実家に戻っていて誰もいない。

 

お義姉さんから鍵をもらって来てるので中に入ります。

 

 

明日荷物を取りに来ますと

言い残していたので、

 

ハウスメートの子からの置き手紙が

 

 

”こんな事になってしまって本当に悲しいです。

彼女はほんとに美しい心の優しい子でした”

 

汗汗汗汗汗汗

 

 

いよいよ彼女の部屋へ

 

彼女が寝たまま見つかったマットレスが壁に立て掛けられていました。

 

 

荷物をまとめなきゃいけないんだけど、

引き出し開ければ開けるほど出てくる”薬”の数々

 

 

一番大きな箱には

”XXXXX's Goodies"

(”彼女の名前”の宝物)

の文字が

 

 

元旦那の意見で、

薬を両親に見せる必要はないので全部家に帰る前にどこかで捨てるということに。

 

 

私には、

この”薬”の数々が一体なんの為の薬なのか、

一体いくらしたのか

 

というのは想像もつきませんでしたが、

 

 

あんなに

贅沢して暮らして行くのになんの問題もない、

家族はみんな優秀で、

そして自分も優秀で、

 

どうしてそんな環境の子が薬の中毒になってしまうのか。

 

 

もともと問題があるとわかっていて、

いくら大学生とは言え、

 

友達とシェアハウスに住むのを許してしまったのか。

 

 

私が見たところでは、

両親と娘はとっても仲良しで、

いつも色んな事を話してると思ってたけど、

 

自分の中毒がここまでひどくなってるということを

隠していた娘

 

 

 

私達が荷物を持って戻った時

 

これは誰々にあげて、

これは寄付に持ってって

 

お義姉さんが怖いくらいに落ち着いて

娘の腕時計や洋服を分けていたのを覚えています。

 

 

お義兄さんは、部屋から出てこなかったのも覚えてます。

 

 

 

 

その後、

元旦那はポートランドに残り、

私は一人でお葬式用の洋服などを取りに戻ってとんぼ返りしました。
 

 

 

 

私にはどうして彼女のようなすべてを持った人が

薬の中毒になってしまったのか、

 

すべてを持った人だからこそ薬の中毒になってしまったのか、

 

 

理解することはできませんが、

 

 

薬の中毒になってしまう人達は、

特別な人達ではなくて、

 

私達の周りにいる普通の人の事が多いんだということは

 

わかります。

 

 

 

解決策のない終わりになってしまいましたが、

 

 

もしも

あなたの周りの誰かがなにかの中毒に苦しんでいることに気がついたら、

 

手を差し伸べてあげてください。

 

 

手遅れになる前に。。。