受講者の興味のある材料（ネタ）をマシンガンのように
次々に繰り出していけば、受講者は寝る暇もないという
お話をしました。
大切なのは、これは一朝一夕にはできないということです。
毎日の地道な作業が必要になります。しかし、各地の研修で
試験的に使ったものに対して反応を追記していくだけですから、
それほど大変な作業ではありません。
必要なのは正しい習慣をつけ、そしてそれを継続させることです。
けれども本当に大変なのはその後にあります。
いろいろな研修で使用した材料（ネタ）ですから、
その場面、場面によって使えるものと使えないものが
でてきます。
これは非常に反応が良いのだけれど、次回の研修では
まったく別のテーマなので使えそうもないといったことです。
これを「無理やり」結びつけてしまうのが、講師の腕です。
講義の中で不自然に感じさせないように、その話に持っていく
ということをやります。少々強引であっても寝かせないためです。
そのためには、頭を使ってじっくり考え、相当な時間を費やす
必要があることがおわかりいただけるでしょうか。
そこまでやってでも、企業研修で寝かせないことのメリットは
計り知れないものがあるのです。次回に依頼が来れば、
その程度の苦労など物の数ではありません。
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