あらいぐまです!
今回は、一包化した薬をホチキスで留めるのは
誤飲のこともあって危ないよね!
という、一包化あるあるを解決するために
既存のアイテムを使って解決しようという
実験結果をご報告いたします。
まずは、テープのり
こちらは、ホチキスと違い誤飲の可能性は
全くと言って良いほどありません。
ありえません。
使用感としては、
粘着力がやや弱く、
漢方薬など重量があるものは剥れ易い
一包化した薬だけならば概ね問題はありません。
ちなみに、コクヨやトンボから出ている、
強力タイプのテープのりならば、
漢方薬などもしっかり接着するので、
少しコストは上がりますが、
選択肢に入れてもらっても良いと思います。
しかし、良いことばかりではないのがテープのり
下剤コントロールをしている患者さんなど、
薬剤を足したり引いたりすることが多い場合、
テープのりだと剥がした後、
接着面がベタベタする為、
介護者から改善を求められました。
解決策としては剥がした後の接着面に
セロテープなどを貼るなどすれば良いのですが、
そうすると、セロテープが貼ってある部分は
ハサミを使わないと開封できないので、
手が不自由な人には
優しくない状況になってしまいます。
いやー困りましたね
マンパワーがあれば、
全てセロテープ留めという選択肢もありますが
状況によっては3枚、4枚重ね留めをしないと
いけないこともあるので
時間ばかり取られてしまいます。
そこで思いつきました!
針なしホチキスならイケるのではなかろうか!?
ネットサーフィンをして
一包化薬に使えそうな
針なしホチキスを見つけました!!
まずはこちら

結構な厚さを留めれるもので、
分包紙の圧着面に沿って(横の辺)
穴が空くものを選択しました。

しっかり奥まで分包紙を
セットしてしまうと
袋に穴が切れ込みが入ってしまいました!
そこで、
分包紙を少し手前にセットしてみました。
※紫のストッパーに当たるぐらい
深くセットすると穴が開いてしまいます。
すると、切れ込みは圧着面で納まり、
しっかり留まりました
ここで気になるのが、安定性
軽く振っただけでは、
バラバラになることは
ありませんでしたが、
プロテインをシェイカーに入れて
振るレベルになると
流石にバラバラになりました。
続いて分包品を
留めることが出来るかの確認です。

これは失敗に終わりました
漢方薬を始め分包品の余白(?)部分の
幅が狭いため、
どうしても穴が開いてしまいます。
分包品については、
別の手段を考えないといけません。
さて、
このままでは終われないという事で、
続いて実験したのはコチラ

針なしホチキス穴開けないバージョン
その名もハリナックスプレス
これならイケると確信するも
残念ながら卓上タイプのものがなく、
つまる所、
一度に何枚もの分包紙を留められない
という欠点を持ち合わせています。
最初に試したものは
一度に紙を12枚留めることができますが
こちらは5枚までとなっています。

案の定、
分包紙だけなら4包が限界でした。
さて、使ってみましょう

奥までしっかり、分包紙をセットしても
写真にある様に、
随分上の方で留まります。
これだと、切れてしまう恐れがあるなと
一抹の不安が過ぎりましたが、
そこは杞憂に終わりました。
軽く振っただけでは、外れないので
留め強度としては概ね問題なしでした。
まぁ最初に使用したものに比べたら
強度は弱いです。
では、
漢方薬なども留められるかの実験です。

ホチキスで留める場合は、
分包紙の圧着面に揃えるのですが、
今回は、分包紙の上底(?)に揃えました
そうしないと、留めれません
また、留めるとき粉を下に集めないと
挟む事が出来ません。
大体、分包紙3包と
分包品1包なら留められそうでした。
留め強度については、
分包品に厚みがある為、
分包紙だけを留めた時よりは弱いです。
薬袋に入れたら
バラける可能性があるかもしれません。
さて、落としどころに見える
ハリナックスプレスですが、
最大の弱点があります!!
それは、
もの凄い時間がかかる
ホチキスと比較したら
3倍以上の時間がかかります!
いち早くハリナックスプレス卓上型が
発売されることを期待します!
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