在宅医療を選んだ理由② | 薬剤師の在宅医療奮闘記

薬剤師の在宅医療奮闘記

患者さんを助けるのは医師、看護師やケアマネージャーだけではありません。
薬物治療の担い手、薬剤師の活動を報告します。

高尚な思いから
在宅医療を選んだことになっている
あらいぐまです(笑)

高尚な理由を知りたい方はコチラ→
ん~そうでもないかな?


前回、在宅医療をやっていこうと思った
素晴らしい理由をUPしました。

3つある理由の内で、
唯一人に自慢できる理由でした。

つまり、
今日この後に書かれる2つの理由は
正直、しょうもない理由です。
もう、この時点で読むのを止めても良いかと思います。

まぁ念を押した上で、
まだ気になるという奇特な方は、
お付き合いください。

では、在宅医療を選んだ理由その②
いたってシンプルなんですが、
人と同じことをするのが嫌いだった
というのが、2つ目の理由です!

当時、薬剤師における人と同じ事は
以下の様に考えていました。

調剤薬局であれば
・薬局に籠って処方箋通りに薬を集める(ピッキング)

ドラッグストアならば
・品出し
・レジ打ち

もちろん、
調剤薬局でもドラッグストアでも病院でも
患者さんのこと、会社経営のことを
しっかり考えて業務にあたれば
全てがやりがいのある、
工夫が必要な業務ですが、
当時の私の考え方は、
それらは、誰でも出来る業務であり
薬剤師免許を死に物狂いで取得してする仕事なのだろうか?
でした。


そこで、絶対に薬剤師免許がないと出来ない
あらいぐまじゃないと出来ない仕事がないのか?
と考え行き着いたのが在宅医療でした。


当時、在宅医療はメジャーではなく
流行るか流行らないか、微妙な時代でした。
周りからは、
『在宅医療って大切かも知れないけど
 ビジネスとしては、成り立たないから
 微妙じゃない!?』
なんて言われてましたが、
人と違うことがやりたかった私には、もってこいでした(笑)

そんなこんなで、
在宅医療に沢山携われることを信じて
みよの台薬局に、お世話になることになりました。


在宅医療を選んだ理由その③

え~これが1番しょうもない理由です。
理由②でも少し触れましたが、
薬学部に何でいるの?
よく入れたね!
と言われるほどの馬鹿でした。

大学は推薦で入るぞと中学生の時から考えるぐらいなので
勉強も嫌いでちゃんとやっていませんでした。

当時、卒業試験をギリギリで通過
国試に至っては240問、合格点168点のところ
168点で合格するなど
崖っぷち人生を歩んで薬剤師になりました。
仲の良かった友達は皆200点前後で合格していたので、
これは社会に出た時、敵わないだろうなと決めつけ、
『自分は薬剤師として周りより劣っている』
と自らにレッテルを貼りました。

さて、劣っている薬剤師が生き残るには、
どうしたらいいのだろうか?

学校の勉強が出来たからと言って
社会で通用するわけではないが、
同じ社会人スキルを持っていたのであれば
間違いなく勉強が出来ている人の方がいいと思ってました。

ブルーオーシャンを航海するしかない
薬剤師のブルーオーシャンって何だろう?
在宅医療って、まだブルーオーシャンなんじゃないだろうか?

ジェネラリストになるのが理想だけど、
まずはスペシャリストになろう

そうして在宅医療にどっぷりハマっていきました。

まぁ結果として、
在宅医療やるには総合的な薬物治療の知識が必要なので
ジェネラリストの道も歩むことになりました・・・。

つまり、大嫌いな勉強を続ける羽目に・・・。


まとめると、

①薬物治療の必要のある人を手助けしたい
②退屈しないだろうと思った
③周りより秀でるものを身に着け自信を持ちたかった

って感じです。


まぁ就活生に言いたいのは、
薬剤師を選ぶ、在宅医療を選ぶ
これらの理由なんてどうでも良くて、

目の前の患者さんの健康を
どうやってマネジメントしていくか真剣に考える
そういった熱い想いを持っていれば
それが、
たまたま、在宅医療に繋がったりするのだと思います!

これから超高齢化社会を迎え
在宅医療は、どんどん普及していきます。
嫌でも、いつか携わることになるだろうし
就職先は在宅に携われる所に入らないとマズイ
などと、慌てる必要はないかと思います。

やれたらラッキーぐらいの気持ちで
自分のやりたいことが出来る会社を選んだら良いと思います。

参考になったか分からないですが、

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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