在宅医療を選んだ理由① | 薬剤師の在宅医療奮闘記

薬剤師の在宅医療奮闘記

患者さんを助けるのは医師、看護師やケアマネージャーだけではありません。
薬物治療の担い手、薬剤師の活動を報告します。

大学を卒業してから
在宅医療一筋
あらいぐまです。

先日、会社説明会にきた学生から
なんで在宅医療をやりたいと思ったんですか?
と質問され、裏の理由ばかり話してしまったので、
これじゃアカンということから

何故、在宅医療に携わる決断をしたのかを
2回に分けて書いて行きたいと思います。

え~
あらいぐまが、
社会に出るときに大して流行っていなかった
在宅医療に興味を持ったのは3つの理由があります。

まず、一番素晴らしい理由から(笑)
私が小学生のころ母方の祖母は
重度のⅡ型糖尿病を患っていました。
合併症で白内障、緑内障を患い目が見えず
満足に歩くことも出来ない
家でほぼ寝たきりで、
状態が悪くなる度に入退院を繰り返していました。
まだ、小学生だった私は
母親と一緒に病院へ行くことが何度かありました。

当時、スマートフォンなんてない時代
ゲームボーイもやっと出てきたころ
遊びたい盛りの小学生だった私は、
病院に行くことが本当に退屈でした。

そして何より嫌だったのが、母親の機嫌が悪くなることでした。
やはり、病院への送り迎えなどの介護?は大変だったようで、
こういったことがある度に、
お医者さんが家に来てくれればいいのにと思っていました。


それを切っ掛けに、将来の夢が、

祖母の病気を治せる
医者に俺はなる!(ルフィの声で)

になりました。
いやぁ~小学生って単純ですな

当時は、
完治させてしまえば、病院に通う必要がない
というコンセプトのもと
医師を夢見ていたので、
在宅医療という考えは、あまりなかったかもしれません。

その後、
緑内障や白内障、糖尿病は
手術で簡単に治せるものではないことを知り、
今では白内障は簡単に治せるようになっていますし
緑内障も一部手術で治すことが出来ます。



そして、1番の問題点にも気づきました。

血を見るのが怖い(笑)

そう、出血が大の苦手でした。
当時は、転んで出血しようものなら
血ががぁ~、血ががぁ~といって泣きじゃくっていました。


そこで、
城西大学附属の中学、高校に入っていたこともあり
薬剤師を目指すことにしました。
簡単に路線変更(笑)

もう祖母は亡くなっていましたが、
白内障や緑内障、糖尿病が薬で
完治させることができたのであれば
祖母は亡くならなかったと思い込みました。
無知って素晴らしい

まぁ、そんなこんなで
薬剤師になり、
過去の経験から在宅医療をやりたいと思い
在宅医療一筋でここまで来ています。


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