私は33年前、大学1年の時から家庭教師をしています。


私は前に家庭教師は時給がいいから家庭教師になったとブログに書いたことがあります。


確かに、私が10代で家庭教師になった時の時給が1600円でした。


当時、友人がバイトで時給700円だと言ってましたから、その倍以上の家庭教師に魅力を感じたのは確かにありました。


でも、実は、私が家庭教師になった理由は別にあります。


対人恐怖症(現在の社交不安障害)を克服するためでした。


実は、この事を知っているのは、亡くなった母だけでした。


母が亡くなった後、妻に話しました。


また、友人のひとりに話をしたら、

「家庭教師が対人恐怖症なんてありえない。」と言われてしまい、その後、誰にも話していません。


対人恐怖症になった、特に視線恐怖症になった理由は、高校時代に友人とトラブルになった事が原因です。


当時、関東圏の大学に進学したいと思っていましたが、人が怖く、人の視線が怖く、人が多い関東圏に行くのは無理だと思い実家から通える所にしました。


大学に入学してからも、対人恐怖症は治らず、どうしたらいいか考え、思い切って、人と接するバイトがいいのではと自分なりに考え、家庭教師になりました。


ちなみに、よく学校の先生になれないから家庭教師や塾の先生をやっていると思う人がいますが、私は教員採用試験を受けていません。


最初から学校の教師になろうとは思いませんでした。


何故なら、ひとりの生徒さんを教えるのも大変なのに、30人の生徒さんをみる事は私には無理だと思ったからです。


それから33年、家庭教師を続けています。


でも、今でも対人恐怖症は完全に克服出来ていませんが、それでも33年前に比べたら、生徒さんや保護者の方と何とかやってきました。


今でも人と話すと緊張しますし、自分が上手く話せているかと悩んだり、あと人の視線も気になるのは治っていません。


ですが、33年間、家庭教師をやれたのだからと自分に言い聞かせて、今は、よく頑張ったと自分を褒めたい気持ちです。


これからも、完全引退するまで同じことを考えるかと思いますが、精一杯、悔いのないよう、自分の仕事を全うしようと思います。