我が市民農園には、ユニークな作物ばかりを栽培してる人がいます。


夏のトマトは加熱して食べる在来種のみ、先日掘り返した秋のサツマイモも見慣れない白いやつで、ご本人いわく"絶滅危惧種"なんだとか。


写真↑はそんな彼の区画、北の端で高さ3mくらいに繁茂してるのは、"キャッサバ"だそう。聞き慣れない名前で、詳しく伺うと、、、


キャッサバは熱帯性の作物で、土中にできる塊根(芋)が中南米では主食として食べられてる、寒さに弱いので日本では南方(奄美)で主に栽培されている、かつてブームになったタピオカはキャッサバ芋の澱粉から作られてた、芋には強い毒性があるためちゃんと毒抜きしないと食べられない、栽培は茎を土に挿すだけで発芽してくるので、あとは放任、とカンタン、、、


↑キャッサバの根元。芋は日持ちがしないので、土を掘り返して、食べる分だけ収穫する。


当地横浜では冬越しできないので、春植えして秋採り、芋は小さめだが、自宅で食べるにはサイズも数も充分だそうです。


"どうですか、ひとつ食べてみますか?"


↑キャッサバ芋、写真は徳之島ファームさんから拝借。


珍しいもの大好きな私は、躊躇なく、小ぶりなやつを1本だけいただきました。


気になる毒抜きのやり方は、


皮を厚めにむくこと、

切り分けたら水にさらすこと、

生食しない、必ず加熱すること。


↑皮をむいて、スライスしてみた。


言われたとおり、皮をピーラーで厚めにむいて、スライス、水にさらして白いあくが出なくなるまで待ちました。そして、


↑油たっぷりのフライパンで焼く。


かたくり粉をまぶしたら、サラダ油をたっぷりめに入れたフライパンを強火で熱してから、ジュワワー、焼き目が付くまで2〜3分。


↑焼きキャッサバ芋。


最後に軽く塩胡椒、、、で出来上がり↑です。


さっそくビールのお供に、熱々を食べたら、カリッ、サクッ、、、美味いー。じゃがいものようですが、もっと味が濃い?、サツマイモにも似てるけど、あれほど甘くはない?、うーん、強いて近い芋を探すと、、、食感が里芋っぽいけど、、、もっとサクッと食べられて中はモチモチ、、、


と、そんなキャッサバ芋でした。あまりに美味いので、これは"茎"を分けてもらい、来年は我が菜園でも作ってみようと思います。



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