春先に雨が多かったせいか、今年は中晩生の玉ねぎが絶不調、写真↑はようやく首折れし始めた赤玉ねぎですが、葉っぱが変に枯れてます。


"いやー、ベト病がすごいね"


そんな話をしてたら、市民農園のあちこちから似たような悲鳴が聞こえてきました。4月半ばに収穫した極早生の春いちばんはまったく問題無しだったので、たぶん、その後の雨と風にやられたに違いありません。


中晩生、長期保存用のネオアース、ヤバそう。


首折れが始まった赤玉ねぎは、玉もかなり太ってるので、このままちゃちゃっと抜いてしまえば良さそう。ですが、ヤバいのは中晩生のネオアース、写真↑のように、まだ玉の太りはこれからなのに、葉っぱが枯れて、先端から溶け始めてます。


どうする?


周りに尋ねたら、みなさん頭を振るだけです。この時点で、市民農園のほぼ全区画で玉ねぎはべと病に罹患、無農薬栽培がほとんどなので、みなさん打つ手なし、なんだとか。


赤玉ねき、抜きました。


なんとか逃げ切れそうな赤玉ねぎをまずは抜いてみました。写真↑のように、幸いにも玉の太りはまずまず、これなら大丈夫でしょう。中晩生の赤玉ねぎは吊るし保存でだいたい11月くらいまで傷まず食べられます。ヨシヨシ。


ならば、ネオアースも抜きますか。


ベト病は罹患すると葉っぱがダメになるため光合成が妨げられて、その後は玉が太りません。悪化すると原因菌が玉に付き玉ねぎを灰色に腐らせてしまいます。いったん蔓延すると無農薬での(農薬でも)治癒はきわめて難しいので、対処法としては、早めに見つけて感染源を抜き取る。


うーん。

ネオアース、抜きました。


見渡したら、ほとんどの株で葉枯れがあるので、あきらめて、全部抜き取りました。写真↑のように、玉の太りはまだまだ、、、ですが、感染して腐りかけた玉ねぎはありません。これなら、しっかり乾かせば、しばらくは食べられるかもー。


ネオアース、葉っぱと根っこを外す。


今年は小さめのネオアースになりました。枯れ始めた葉っぱと根っこを切り取り、


天日干し。


雨よけミニハウスにネットを張って、赤玉ねぎといっしょに天日干しです。ギラギラの太陽光にべと病菌をやっつけてもらいます。


切り取った葉っぱと根っこは畑の隅、コンポスタに入れて、自作した微生物資材(環境浄化剤)のえひめAI-2(あいに)原液をたっぷりかけてやりました。そのまま、一年放置します。


それにしても、玉ねぎのべと病、今年が初めてでしたが、恐ろしい感染病です。聞くところだと、一度出ると原因菌が畑に残るらしく、翌年以降も再発しやすいんだとか。来年に備えて、何か手を打つか、、、周りの方々と相談する必要がありそうです。やれやれ。


おまけ。

極早生玉ねぎ、春いちばん。

4/14に収穫して約1か月、吊るし保存していた10個の極早生玉ねぎの春いちばんをスライスして食べてみました。


スライスして、水に3分さらし、


和風は鰹節で、韓風はビビンバたれで、


はい。左右が入れ替わり、左が韓風、卵黄味乗せ、右が和風、鰹節+醤油マヨ。


ひと月経っても、極早生春いちばんはシャッキシャキ、生ビールにもばっちりでした。



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