食用菊を栽培しています。


晩秋に枯れた株から新しい芽がたくさん出てきました。キク科の食用菊は多年草です。そのまま新しい芽を放置してもちゃんと茎葉が広がり、秋にはきれいな、美味しい花を咲かせてくれます。ですから、食べるだけなら、2〜3年は放任栽培でも行けそう。


ただ、ここはみんなで使う市民農園。年を越した食用菊の親株は草丈が高くなり、茎葉は暴れまくり、いくら花はきれいでもちょいと見栄えが気になります。それに、やはり株を更新して育てる場所も変えてやらないと年々、花付きも落ちるとか。


食用菊の近況、5/2。


幸い、食用菊は挿し芽(枝)で増やせます。写真↑のように枯れた親株からニョキニョキ出てきた新芽を切り取り、ポットに植えて、だいたい1ヶ月もあれば根っこが張った新しい苗を作れます。


水上げ。


新しい場所には黄色、赤紫色、それぞれ4株ずつ植える予定なので、予備をみて、新芽の先端を5本ずつハサミで切り取りました。


切り取った挿し芽(枝)は、混ざらないように名札をつけて、写真↑のようにバケツに放り込み、3時間ほど水に浸けてしっかりと水を吸わせました。


植付け。


挿し芽(枝)は葉っぱを先端に4〜5枚残しで外してやり、茎元を斜めに削いでから、ポットに挿しました。


ポットには市販の"種まき挿し芽用培土"を入れて、あらかじめたっぷりと水やりしてあります。


日陰に置く。


挿し芽ポットは雨も直射日光も当たらない、明るく風通しの良い場所、今回は庭先テーブルの下、に置きました。これからは土が乾かないよう、2〜3日に一回のペースで水やりします。


そして、畑の親株たちは、

親株の移植。


後作があるため片付けますが、その前に、小さめの株を黄色、赤紫、それぞれひと株ずつ選んで、移植ゴテで掘り出しました。挿し芽が万が一失敗した時の保険で、このふた株を畑の片隅に移植しておきます。


南端に移植。


移植先は区画の南端、混植用ニラの隣り、周りには写真↑のように、ニラの他にも、ニンニク、ミョウガ、ネギ、イチゴなど、いろんな野菜の予備苗?が寄り集まってました。そろそろ片付けても、、、


食用菊の跡地。


移植が済んだら、食用菊の残りの親株をすべて抜き取り、マルチを外しました。触ってみたら、土はふかふか。ここにはすぐに元肥を入れて混ぜ返し、きゅうりの苗を定植する予定です。



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