目安の融念寺前にある簡略式の燈籠が道標を兼ねている。
[南西面]_(火袋開口部)、奉納?、施主、上田儀○…
[北西面]_(月形穴)、左、ほうり(里)うじ、○?(へ?)
[南東面]_(丸穴)、文字なし
[北東面]_(火袋開口部)、文字なし?
西側から。
南側から。
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目安の融念寺前にある簡略式の燈籠が道標を兼ねている。
燈籠は以前から知っていたのだが、昨年の暮れ、側面に「左 ほうりうじ」の文字があることに気付き道標であることが判った。ここは奈良街道の並松、法隆寺方面へ通じる旧道の分岐点であることから、この道標は元からこの場所にあったと考えられる。
火袋の左右側面には日月文が彫り貫かれており、日月文は東と西に向けて設置されることが多く、現在は斜めを向いているが元はしっかり南を向いていたのだろう。
また、ここから100mほど西にも、神南、信貴山、川合、田原本、法隆寺、小泉、を案内する道標が立っており(※「斑鳩大事典」 によると少し東の代官屋敷跡から移設されたという)、当時 「御幸瀬ノ渡」 の西に 「目安の渡し」 があったとも考えられ、この地は大和川を渡る南北交通の要地のひとつだったように思われる。
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・各面の内容
[南西面]_(火袋開口部)、奉納?、施主、上田儀○…
[北西面]_(月形穴)、左、ほうり(里)うじ、○?(へ?)
[南東面]_(丸穴)、文字なし
[北東面]_(火袋開口部)、文字なし?
寸法 : [全体] 高80cm×幅24.5cm(竿部23cm)×厚22cm
[火袋] 縦17.5cm×横16cm
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<2021/6/6 補筆>
<2024/3/24 補筆>