こんにちは

ネイルサロンカズリナ

代表 平松一美です。

 

 

私が関わらせて頂いている

プロジェクトSという活動。

 

高次脳機能障害という病と闘う

白井いさおパパと

それを支えるファミリーの

夢を叶える為に動き出したこの活動。

 

でも今は、夢を叶えるためだけじゃなく

同じように悩んでいる方が

少しでも前を向いて進むための

何かのきっかけになれたら・・・

という大きな思いを持っています。

 

その実現のため、奥様の白井京子ママは

辛い辛い看病の記憶・・・

心にしまっていた記憶を、

文章にして発信して下さっています。

 

それがISAO STORY。

いよいよ終盤、16話に入りました。

 

これまでのISAO STORYはこちらから→☆☆☆

 

 

 

 

 

ISAO STORY〜今を生きる〜【16】
✴︎ママ、みんなで分けようよ。

重度高次脳障害の介護の日々

 

私しんどかったですね。

好きだった教師の仕事も、

主人が働いてくれて私が学校に行くのと、

私、一応一家の大黒柱になったわけだから

絶対やめられないと思っていく学校は

全然違いました。

 


砂をかむ思いで毎日生活してました。
楽しい事なんてなーんにもない

主人が倒れるって
こんな事になるんやって
何度も何度も思い知らされました。

 

今思えば、きっと私の思考が
そんな出来事を引き寄せてたんかも

 

ああ、いっちゃんって
小うるさいおっちゃんやと
思った事も多々あったけど、
私たちが濡れないように

大きな傘をさしてくれてたんやなぁって

今度は私がその傘をささなあかんって

気を張ってました

 

そんな時遼君が突然
『ママ、みんなで分けようよ』

って言ったんです。

 

ママはパパがかわいそう、かわいそうって

何もかもパパ中心に生活してるけど

僕はパパよりママがかわいそうや。
このままやってたらいつかひずみがくるよ。


僕も少しもらうから、ゆかにも渡して、

パパにも少し頑張ってもらって
ママが一人でしようとしている事を

みんなで分けようと言ったんです。

 

私も限界があると思ってはいたけど
この言葉には・・・
考えさせられましたね。
人に頼むのが苦手……から、

お願い上手にならないと。
これは納谷先生にもずっと言われてたことです。

 

〜to be continued〜

 

写真は去年鷹の祭典を観戦しに行った時です。

 

ISAO STORY⑰につづく