こんにちは

ネイルサロンカズリナ

代表 平松一美です。

 

脳の病に倒れ、

高次脳機能障害という後遺症と闘う

白井伊三雄パパを応援する

プロジェクトSの活動。

 

 

奥様の京子ママが綴る、

ISAO STORY をご紹介しています。

 

 

明るく楽しい白井ファミリーの

壮絶な闘いの歴史です。

 

 

これまでのISAO STORYはこちらから→☆☆☆

 

 

 

 

ISAO STORY〜今を生きる〜⑧
✴︎家に帰ろう。入学式に行こう。

 

関西リハビリテーション病院は
とってもきれいな病院で、...
今でもあの病院に
受け入れていただけたことを
心から感謝しています。

 

でも佑香には
きつかったみたいです

いっちゃんは超重度、

だからナースステーションのすぐそばの4人部屋

重度の人の集まりです

そんな空間にいっちゃんも
入院するわけです。

 

佑香ちゃん籠城事件勃発。
いっちゃんのベッドのカーテンを引いて2時間、
どんなになだめてもわんわん泣いて

出てこなかったことがありました

 

私たちその頃
家族みんなが本当に
疲れ果てていたんです。

 

だから
病院の近くにマンションを借りて
仮住まいしながら
病院に3人のうち誰かが付き添うっていう事をしてましたね

 

その時飼ってたラブラドールのナナちゃんは
私の母の友人が預かってくれて、
今でもおばちゃんには感謝しています。


引っ越しを手伝ってくれたのが
家族ぐるみでお付き合いしている
田崎夫婦と南野さん夫婦。
一人では、何も出来ない
私でしたから、
感謝しかありません。

 

いっちゃん当時は
椅子に座ることも無理で
まるで廃人でした。

目も焦点が合わず
ほとんどつぶったまま

 

でも担当の勝谷先生が
丁寧にリハビリを進めてくれて、
私達家族を励ましてくれて
目標をくれたのです。

 

まずは大東の家に
いっちゃんを連れて帰ろう

 

もう二度と家に帰ることは
ないかもと
一時は覚悟したことも
ありましたから、
連れて帰れるなんて
夢のような目標でした

 

それをクリアしたら、

次は遼君の大学入学式に
連れて行くという
相当無茶な目標を決めて
勝谷先生とリハビリに励みました。

 

根気よくリハビリを
アプローチしてくれて、
いっちゃんは
少しずつ人に戻っていきました

 

療法士の皆さんにも看護師の方にも
良くして頂きました

根気よく、根気よく、ほんとに根気よく、
リハビリを進めてくれて。

 

あれがなかったら
今のいっちゃんは
いないと思います。

 

車いすで散歩もよくしたし、
夕方必ず病院の周りを
歩く練習しましたね

ピンク色に染まる夕焼け空が
きれいで毎日散歩しました。

 

ISAO STORY⑨につづく