
2022年の夏は、新潮文庫を大人買い!(^^;
新潮社などのKindle本の【50%ポイント還元】キャンペーンがまもなく終了する(11日木曜日まで)というので、文庫本についてもチョコチョコっと見ておく。
そもそも、歴史ある新潮文庫にはとんでもない数の作品があるわけで、たとえば、“日本学術会議問題” で話題となった加藤陽子の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』はキャンペーンの対象外かよぉ……とか、個々に取り上げていては切りがない。(^^;
そこで、個人的におすすめしたいのは、以前から気になっていた(いつか読みたいと思っていた)、何巻にもわたる大長編なりシリーズものの一気大人買いである。そこでせしめたポイントで、後に細々した単品をゆっくり拾っていくのが堅実なところではないだろうか。
さしずめ、塩野七生の『ローマ人の物語』あたりが横綱クラスといえそうか。11,160ポイントというのはかなり使いでがあると思うぞ! (^^;
さすがにそれは冗談としても、鴻巣友季子 の新訳『風と共に去りぬ』全5巻を買って、ついでに謎とき本をゲットしてもまだまだお釣りが来るわけである。
そうそう、新訳ブームの昨今だが、字面だけ今風のことばになっていれば何でも尊いというわけではない。最終巻の版権切れを契機に文庫各社がシャーロック・ホームズものの新訳を投入したけれども、新潮文庫はいまだに、延原謙訳を引っ込めていない。
さすがに古めかしさは否めないけれど、逆に、“今とは違う時代の雰囲気” を漂わせる延原訳の存在は貴重だと思う。
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あとは、お好きなものをご自由に……となるわけだけれど、新潮文庫のドル箱である星新一のショートショート集のKindle本には、紙の書籍にあった解説が欠落しているようなので御注意あれ!